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スクリーンへの招待

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ラジオネーム:ジェフコステロ「オリエント急行殺人事件」

こんばんわ、眞理子さん、リスナーのみなさん。コロナの緊急事態宣言の中、出ず症になってしまった父とDVD鑑賞。作品は「オリエント急行殺人事件」です。ご存じアガサ・クリスティー原作の推理小説の名編です。

 

鑑賞したのは近年のケネスブラナー版ではなく1974年のシドニー・ルメット版です。こちらの方が父に馴染みのある俳優が出ており、イングリッド・バーグマン、ローレンバコール、ショーン・コネリー、リチャード・ウィンドマーク、ジャクリーン・ヴィセット、アンソニー・パーキンスetc、と正に当時のオールスター映画です。

 

密室に近い列車の中で殺された富豪を巡っての名探偵ポワロの推理劇はラストに同乗者一同を介しての犯行劇の再現と動機の解明により真犯人を明かしていきますが、たたみかけるようなスピーディーな展開に頭脳が追い付かず、父ともども豪華な俳優陣と列車旅の雰囲気を楽しむ2時間となってしまいました。

 

次に気楽に鑑賞した「シャーロックホームズの素敵な挑戦」はドラッグ漬けになったホームズを救うべく、相方のワトソンが精神分析の大家フロイトに助けを求め、その治療の過程でヨーロッパ全土を巻き込む犯罪にホームズ一同が巻き込まれていくストーリーで、ラストの疾走する機関車の屋根の上でのホームズと犯人のフェンシングはよくここまで撮れたな思わせんばかりに圧巻です。

 

俳優陣もフロイト役にアラン・アーキン、ワトソン役にロバート・デュバル、モリアーティー教授のローレンス・オリビエ、そしてホームズ演ずるは地味ながら堅実なニコル・ウイリアムソン、ヒロインにはバネッサ・レッドグレーブとオリエントに次いでこちらも豪華。近年ホームズのエキソントリックな人間性を強調しているカンバーバッチがホームズ役の第一人者として異論はありませんが、この作品でのニコル・ウイリアムソンもなかなかです。ホームズ好きには是非観てほしい一編です。

 

映画館詣ででは「パブリック 図書館の奇跡」、「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」、「海辺の映画館 キネマの玉手箱」を狙ってます。

リクエストできれば、おしゃれ泥棒、タッカー、犬神家の一族から何か・・・。
それではまたお便りしますね。

 

 

性別:男性
住所:名護市