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ラジオネーム:ちっちー「名もなき生涯」

マリコさん、リスナーの皆さま、こんばんは(=´∀`)ノ

 

シネマプラザハウスにて「名もなき生涯」を観ました。

 

第2次大戦下のオーストリア、ナチスへの忠誠を拒絶した、とある夫婦のお話。

自然光のみで撮影したという、美しい映像とふたりの手紙のやりとりを中心に語られます。

雑な言い方ですが、物語の起承転結だけを語るなら、1時間もあれば……というくらいのシンプルなテーマを3時間もかけて、その地域の暮らしや宗教、歴史的な背景に思いを致しながら観られる、素晴らしい作品でした。゚(゚´ω`゚)゚。

 

家族に辛い思いをさせてまで、意地をはって自尊心を守るのか?言葉より大事なのは心。心が縛られなければ良いのだから、口だけでいいから忠誠を誓いなさい…と、神父さまやいろんな人に言われるなかで、ほんとそうだよな…と思ったり、でも言葉には魂があるからな……とか思ったり、あれこれ考えていると、ポスタービジュアルにもなっている、2人が原っぱで横たわるショットが。。。その後のある行動が強く印象に残りました。(やっぱ、ポスターって重要なメッセージが込められているんだなぁ…と思いましたよ。)

 

信じるものや、心の支えとどう向き合うべきか、それが奪われそうなとき、奪われたときどうするのか??マーティンスコセッシの「沈黙ーサイレンスー」と比べる声も多くあるようですが、個人的には「僕たちは希望という名の列車に乗った」というドイツ映画を思い出しながら観ました。

 

〝名もなき生涯〟がいかに偉大かを考えさせてくれる映画でした。

 

 

性別:女性

年齢:20代

住所:八重瀬町