沖縄はラーメン不毛地帯と言われていた時期があった。
美味しいと言われるラーメン屋があまりに少なく、高校時代、
部活の遠征で訪れた東京で食べたラーメンの美味しさに気絶
しそうになったことを思いだす。水がよくないらしい「説」
高温多湿の亜熱帯の気候がラーメンをまずくさせる「説」
など、街のにわかラーメン評論家は色々と議論をしたものだ。
そんな沖縄のラーメン界の不毛地帯歴史に終止符を打ったのが
「琉球新麺 通堂」のラーメンだと言われている。確かに
「通堂」のラーメンを食べた時に、「沖縄でもこんな美味しい
ラーメンが食べられるんだ」と感動したのを覚えている。
そんな時代を知る人間からすると、今は本当に天国だ。
美味しいラーメン屋さんが本当に増えた。
そして、今日も私は出会ってしまったのだ。美味しい一杯に。
沖縄市松本にある、おしゃれなラーメン屋さん
「麺屋しゅんたく」である。
今回は、お店のイチオシという
「塩らーめん 鶏清湯（トリチンタン）」（780円）を注文。
「スープに化学調味料」を一切使用していないという
こだわりもいい。
お店はモダンでシックな作り。
カウンターにテーブル席、座敷があり
カウンターの椅子がおしゃれで、
座り心地が最高である。
なんだかおしゃれなバーのようだ。
これは個人的な感想になるのだが、
沖縄がラーメン不毛地帯と言われた頃、
特に味のレベルが低かったのが
「塩ラーメン」だったと思う。そういうことも
あって、塩ラーメンが苦手なのだ
さぁ、しゅんたくのそれはどうだろう。
恐る恐る、最初の一口をすする。う！うまい。
なんだ！この深いコク。
そして喉元をすぎるあたりにやってくる爽やかな後味。
チャーシューの上にのるゆずがさっぱりした味わいを
より引き立てる。ネギにスープをうまく絡ませ、麺をすする。
麺そのものにも風味があってスープ、麺、薬味が
見事なハーモニーを奏でている。味玉も程よい味付けで
黄身も柔らかすぎず、硬すぎずと程よいバランス。
平日のランチタイムは無料という白米と
この味玉が美味いこと、美味いこと。
ほぉ、、定食もあるのか。
黄色いカレー、、、これもうまそうだ。
今度はこれかな。。。
最近気がついたこと。
私が塩ラーメンが苦手なのではなく
美味しい塩ラーメンを食べたことがないだけだったのだ。
沖縄がラーメン不毛地帯だって？
そんなのもう昔の話さ。
麺屋しゅんたく
〒904-2151 沖縄県沖縄市松本６丁目１４−９
営業時間：１１：００〜２４：００
定休日：水曜日
