安谷屋さん、こんばんは。
「戦争と平和」四部作を一気に観てきました。
こんな長時間におよぶ映画鑑賞は「サタンタンゴ」「死霊魂」で体験しましたが、やっぱりきつかったですね。しかし、「戦争と平和」を観るのがこの日しかできなかったので覚悟を決めて見ました。
尻と背中が痛くなったけれども、いや~、面白かったですね。共産主義の映画ですから、ナポレオンの侵略から我が祖国を守ったというソ連バンザイの映画になると思いきや、まさかの反戦映画になっているのは予想外でした。戦争がもたらす悲劇を描いて、ソ連ファーストの映画にしていません。侵略者ナポレオンも悪役になっていないのです。
そして戦闘場面は物凄かったですね。あれだけのエキストラを動員した映画は他に観たことがないですね。
先にこのロシア文学の名作はハリウッドで映画化されているので、我が国の文学の映像化でアメリカに負けたとあれば恥になると言わんばかりの物量作戦でした。冷戦構造の時代、映画でもアメリカと張り合っていたのか、と思いました。
ヒロインのリュドミュラ・サベーリエフも品がよくて清楚な感じがオードリー・ヘップバーンを思わせますしね。この映画はハリウッド版に対抗意識を燃やしていると私は思います。
私はハリウッド版はまだ観ていませんので、これからレンタルで観ようと思います。観たらその感想を送りたいと思います。
性別:男性
住所:南城市