こんばんは〜眞理子さん
黒沢清監督の「スパイの妻」をみてきました。
ストーリーはスローな展開でしたが、その中でサスペンス、スリルを感じるようなシーンが見られた。監督は主人公達の表情をアップで写す時に光と影を上手くつかっていた。
最初、聡子は夫優作の態度に不信を感じていたけれどストーリーが進んで行くうちに夫婦の信頼関係が強くなって行くのが感じられた。夫がどういう考えで行動しているのかを知ってから愛情も増した。そして聡子の言葉が強烈に残っている。「自分は逮捕されることや死ぬことは怖くない、貴方と離れるのが怖い」とすごく愛情溢れる言葉である。
日本軍の満州でやっている残虐な行為を世界に知らしめないといけないということで2人でアメリカに情報を持っていこうとするが、別々に行って合流することにした。ところが、聡子はアメリカ船の倉庫の箱の中に隠れていたが、憲兵隊に見つかってしまう。分隊長によると密告の手紙があったので自分達はわかったといわれた。がその密告者は聡子の身を案じて優作がやったことだと思いました。
終戦になって優作の死亡届が出されたとの報告があったが聡子はきっとアメリカで優作は生きていると信じて単身アメリカに渡った。きっと二人でアメリカで幸せになっていると思いたい。
性別:女性
住所:那覇市