安谷屋真理子さん、リスナーのみなさん、こんばんは。
久しぶりの桜坂劇場で『淪落の人』を観て来ました。優しい気持ちになれる映画で期待通り良かったです。
家族の問題を抱えながらフィリピンから住み込みの家政婦の仕事をするために香港にやって来たイブリンの夢を通して、アンソニー・ウォン扮する車いすの主人も希望を見出していくというストーリーでした。
最初は言葉が通じないことでイライラするアンソニー・ウォンですが、次第に彼女の夢を応援したいと思うようになるのです。その応援の仕方が温かでなんとも微笑ましく、見ている方も幸せな気持ちになるのです。最後は、寂しくて私も少し涙が出てしまいましたが、こんなお話が実際にあるといいなと思いました。
アンソニー・ウォンと言えば私にとっては『インファナル・アフェア』のウォン警視ですが、『淪落の人』にはギャラなしで出演したということですね、驚きました。
イブリン役のフィリピンの女優さん、控えめながらも凛としていて一眼レフのカメラを構える姿が素敵な女性だと思いました。香港の四季を通して、時にピアノの音楽に乗せながら、2人の生活を描いているのもすごく良かったです。
では、今日はこの辺で失礼します。
性別:女性
住所:那覇市