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ラジオネーム:燃えたい女「天地明察」

まりこさん、リスナーの皆さんこんばんは。
おうちシネマで、「天地明察」を観ました。
2010年の第7回本屋大賞を受賞した沖方丁の小説『天地明察』を、おくりびとの滝田洋二監督が映画化された作品です。

物語は20年以上の歳月をかけて日本独自の太陰暦を作り上げていく天文暦学者・渋川春海の姿を描いたもので、江戸時代前期、碁打ちとして徳川家に仕え、算術や星にも熱心な青年・安井算哲(後の渋川春海)は、4代将軍家綱の後見人で会津藩主・保科正之に目をかけられる。その頃の日本では、800年にわたり使われてきた中国の暦にずれが生じはじめており、算哲は保科から新たな暦を生み出すという一大計画の責任者に任命される。というものです。

11年前に原作を凄く楽しく読ませていただいたので、映画を見てしまったらガッカリしてしまっても嫌だなと思い、見るまでに時間がかかってしまいましたが、しかし!結論から言うと、杞人之憂でした!!
キチンと狂いのない暦を算出していく事がいかに大変か、いかに歳月のかかるとこか。時に人の人生を狂わせてしまう恐ろしさを感じたりと、気持ちを動かされる作品でした。

俳優陣も豪華で、使命に燃えながらも、たくさんの失敗や失望も乗り越えていく、岡田准一さん。北極出地の命を受け、歩測と方角を元にした計算から角度を割り出し競っている笹野高史さん、岸部一徳さんの歩き方のコミカルさ!
松本白鸚、中井貴一らの重厚な演技。また松本幸四郎さんも朝廷の方の役で出演されていて、意外な親子共演も見る事ができました。脇の俳優さんも徳井優さん、尾藤イサオさん、きたろうさんなど、味のある俳優さんが沢山出演されていて楽しませてもらいました。

リクエストは、久石譲の『天地明察』をお願いします。

性別:女性
住所:糸満市