眞理子さん、こんばんは。
桜坂劇場で「聖なる犯罪者」を観ました。元犯罪者が司祭になりすました事件が基になっているそうです。
主人公ダニエルは少年院を出たあとは神学校志望だったが、前科のためその道を諦め、働くため新しい環境へ。
ふと立ち寄った教会で、ちょっとした偶然から司祭を任される事に。
物事の本質を捉える力、人の気持ちに寄り添う共感力。ダニエルは持ち前のカリスマ性で人々を魅了し、町に馴染んでいく。
「嘘から出た誠」という感じのストーリーに引き込まれました。
肩書は偽りでも、ダニエルが一人の人間として町の人々と心を通わせたのは事実。でも、嘘をつくと信用を失う。
自分なら、嘘をついた人をどこまで許せるか?いろいろ考えさせられました。
善悪の二面性を演じ分けた、主役のバルトシュ・ビィエレニアが素晴らしかったです。
それでは、またお便りします。
性別:女性
住所:那覇市