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ラジオネーム:トト「行き止まりの世界に生まれて」「mid90s ミッドナインティーズ」

真理子さんこんばんは
スケボーに関する映画を2本見てきました。
ミッド90Sと、行き止まりの世界に生まれてです。


「行き止まりの世界に生まれて」は、少年時代に出会ったスケボー仲間のその後を追ったドキュメンタリー。それぞれ人種は違うけど、家族からの暴力から逃げるため、外に居場所を求めて、出会った彼ら。プロを目指したり、子どもができたけど、結婚はせず、スケボー仲間と生活を続ける人や、映画監督を目指し、カメラを握る主人公。それぞれの生い立ちや生き方を丁寧に追っていて、観ていて、苦しくなる場面もあるけれど、それでも、しっかり、前を向いて歩いて行く彼らの背中を応援したくなりました。最後に監督が、母親に向けてカメラを向け、一緒に辛い過去を振り返る場面があります。あの時の気持ちをお互い本音で話す事で、親子のわだかまりが少しずつ溶けて行く様子が泣けて来ました。この作品を撮る事で監督も当時の辛さを乗り越え、前を向いていけるのかなと思いました。


「ミッド90S」は俳優ジョナヒルの監督作。暴力的な兄から逃れるようにスケボーショップに居場所を見つける主人公。彼らの真似をして、酒、タバコ、ドラッグと危ない道を行く。思わず母親目線で、この子、この先、大丈夫?と心配しながら見てしまいました。予想通り、危ない出来事は起こるのですが、、、。少年が大人になって成長していく過程を、出会い、友情、仲間、恋愛、憧れ、嫉妬と色々な感情にもまれながら見せてくれます。でも、私が、この子の母親なら、心臓が持たないなぁと、なんとも複雑な気持ちでした。成長するには経験は必要だけど、リスクとも隣合わせなんですよね。過保護なだけでは駄目だし、かと言って、放置するのも危なかっしいし、思春期の子育てって難しいとあらためて感じました。


暴力兄ちゃんを演じたルーカスヘッジスも良かったですよ。ハニーボーイのアルコール依存症を演じた彼も良かったけど。

それでは、また、トト。

 

 

性別:女性

住所:うるま市