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ラジオネーム:シネマニア「地獄の黙示録 ファイナル・カット」

安谷屋さん、今晩は。

ユナイテッドシネマ浦添の上映作品はスターシアターズとかぶっているのが多いので、プレミアムパスを持っている私としましてはこの点は少しがっかりです。スターシアターズで料金払わなくて観られるものが、ここでは改めて料金払わなくてはいけませんからね。

 

この映画館でしか観られない作品も、スターシアターズや桜坂劇場の映画を追いかけるのに忙しくてつい見逃してしまいました。そしてユナイテッドシネマの売りとしてはIMAX、4Dでの上映ですが、これも以前に映画館で観たものや、スターシアターズでも上映されているので改めてIMAXや4Dで観なくてもいいかと思ってしまいました。

 

そのせいかどうか爆音上映も未体験です。以前ならこういう特殊な上映があったらすぐに観たものです。「大地震」の時にセンサラウンド方式という特殊な音響効果のときもそうだし、今は3Dなんて言いますが立体映画と呼ばれた映画も絶対に観ていました。こういう意欲が少なくなったのも歳のせいなんでしょうかね。まあ、そのうちIMAXで観ることもあるだろうと呑気に思っていましたね。

 

それでとうとうやってきました。IMAXで観なくちゃという作品が上映されています。「地獄の黙示録 ファイナル・カット版」です。

 

もちろん封切り時にも、後の「特別完全版」も映画館で観ましたよ。だから通常ならパスするところですが、今回の作品も編集が前の二作と違うというし、この作品は映像と音楽がとてもインパクトのある、これこそが映画だという映画なので、IMAXで観なくちゃならない作品だということで観に行きましたよ。「新聞記者」以来この映画館で観るのは2度目です。

 

この映画で言いたいことはあれこれあるんですが、気になるものを一点だけ話します。

 

最初の劇場公開版にあったものの「特別完全版」と今回の「ファイナル・カット版」にないものがあります。エンドタイトルでマーロン・ブランド扮するカーツ大佐の王国が米軍の爆撃を受けて炎上する場面が最初の劇場公開版ではありました。音がなくて、花火のように火花が飛び散るこの場面は美しく、また米軍がやっかいもののカーツ大佐をウィラードに命じて殺させて、その後カーツの王国を徹底的に破壊してしまう。

 

この映画の肝だと思うんですけど、特別完全版と今回の作品ではカットされているのは何故なんでしょうかね。米軍がカーツ大佐をいなかったものとするというのは、都合の悪いことは隠蔽するという恐ろしさを感じます。私はこの映画で重要な部分と思っているのですが、フランシス・コッポラ監督はそうは思っていないのですね。このあたりをコッポラ監督に聞きたいですね。

 

 

性別:男性

住所:南城市