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第179回 猫に学ぶビジネス哲学

昨日、朝起きると、弊社の警備部のメンバーが勢揃いしていた。

前列のにゃぶろうはキリッとお座りをし、後列のふくすけは台の上でキリッとした表情で
微動だにしない。あ!集合写真か!と察し撮ってあげると、いそいそと持ち場へ向かって
去っていった。目的は何だったのか。


目的といえば、企業経営分野の一つのトレンドワードとして、purpose(パーパス)という言葉
を耳にするようになった。

パーパスは、目的や存在意義といった意味合いがあり、企業活動の中心を占めるものとして
見直されている。今日は、企業や商売の存在意義について考えたい。

企業が社会の中での存在意義について考えることは、以前から行われてきたことではある。
ただ、時代の進展に伴い、人々は世界が直面する社会課題の解決により関心を持つようになり、
企業は、事業を通じた社会課題の解決に、より積極的に関わることを期待されるようになった。

例えば、気候変動をきっかけに地球環境を守ろうという意識が高まり、「環境」
「サスティナビリティ」といった要素を無視したビジネス展開は社会や消費者に支持されなく
なった。また、商品の生産過程でこどもの労働だったり、生産地に十分な対価を支払わない等、

誰かが一方的に負担を強いられるような商売のあり方には厳しい目が向けられている。
さらに、多様性への理解が進み、差別や偏見をなくしていこうという取組には大きな支持が
寄せられている。

現代の消費者は、SNSの普及などで、より社会課題にアクセスしやすい環境にあり、その解決
に取組む企業を「選ぶ」という行為を通じて「社会に貢献できている」という実感を持ちたい
という意識がある。そのため、商品やサービスの便利さだけではなく、社会課題への対応をよ
り重視し、それを表明・実践している企業を高く評価する傾向にある。

今日は、企業がパーパスを重視する背景についてお話しました。
来週も引き続き、パーパスについてお話します。
今日の猫からの学びは「会社の存在意義(パーパス)とは(その1)」でした。