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第178回 猫に学ぶビジネス哲学

最近のふくすけは、私の仕事中、私の隣にある資料置き用の台の上で昼寝するのがお気に入り。
すぐ後ろには本棚があり、昼寝から起きたふくすけは、本棚に並ぶ本を手でチョイチョイとさ
わって遊んでいる。昨日は私のノートを引っ張り出して勉強...はせず、かじっていた。


メモといえば、最近はPCやスマホで済ませがちだが、手書きメモの⻑所は、
操作方法を覚えなくても文字も絵もレイアウトも自由に直感で記せる点。

今日は、便利な機器に慣れ親しんだ今だからこそ、
歴史上のメモの達人に手書きのメモの活用方法を学びメモの本質に迫りたい。

手書きのアイディアメモを数多く残した天才といえば、レオナルド・ダ・ヴィンチ。
画家、建築、料理、数学、幾何学、天文学、工学、航空力学などなど様々な分野で業績と
「手書きのメモ」を残した。

その枚数は生涯で1万枚を超えている。

彼のメモの特徴は、後から読み返す「復習」を意識した内容になっていたこと。

一つのメモは一つのテーマに絞って書かれていて、図解されているのが特徴。
ひと目で書かれている内容が理解できるように書かれていた。

この天才に大きな影響を受けたといわれるもうひとりの天才がいた。

発明王のエジソン。エジソンもまた、メモ魔であり、メモの読み返しを日常的に行っていた。
過去に記したメモを見てさらに新たなメモを書き加える作業を積み重ねた結果、メモの量は
ノート3,500冊分に達した。ノートに記された自身の発明アイディアや他の人の成功事例などを
ヒントに、別の分野の新たなアイディアを発想したり、目の前の課題を解決するためにメモを
活用していたといわれる。

二人のメモの共通点は、1常にメモ帳を持ち歩き、思いついたことは何でも書く、2読み返して、
気づいたことを追記する、の2点。過去に学んだ知見を生かし、今、新たな知識や情報を見出す。
メモの本質は「温故知新」という言葉に集約されているのではないかと思う。

今日の猫からの学びは「メモ、とってますか?生かしてますか?」でした。