当事者意識、持っていますか?
毎週このコーナーに備え、にゃぶろうと会議している。
はじめは真面目に参加していたが、 最近は途中離席したり、
居眠りが目立つ。正直、当事者意識に欠けると思っている。
ビジネスの現場では、当事者の熱量が物事の成否を決めることは珍しくない。
関わる人に、 「自分ごと」として参加してもらうことはとても大切。
それぞれに本当の力を発揮してもら い、成果もあげて、やりがいも
感じて欲しい。 だからといって「当事者意識を持ちなさい」と伝えたら、
人の取り組む姿勢が変わるなんて ことは多くはない。ここで視点を変えて、
当事者意識を持ってビジネスに関わっている人は どんな人なのか考えてみたい。
そんなとき、参考になる会社がある。 面白法人カヤックの経営理念は
「つくる人を増やす」。カヤックでは、経営理念を考える際 に、
世の中に面白がる人を増やしたいという思いがあったのだそう。
そこでもう一歩踏み込 んで会社を面白がるのに一番効果的な方法について
考えたのだそう。その結果「この会社は 自分がつくっている」という
状態になることが必要だという結論に至った。
代表の柳澤さんは、「人に言われた通りにするよりは、自分が主体的に
関わっているときの ほうが楽しくなる」と述べている。
また、つくることは、自分の価値基準を知るヒントになる。
あらゆることを自分のものさし で見つめられるようになれば、
自分なりの幸せになる方法が見えてくるということも語って いる。
幸せになるために、楽しくなるために、つくる側に回る。
そのことで、結果的に当事 者意識を持つことにつながれば、
目の前の世界がもっと良くなると思う。