はじめは興味のなかったラジオCMでも何度も耳にしているうちに耳に残ったり、
気が付いたら口ずさんでしまったりということはありませんか?
「単純接触効果」といわれるもので「接触頻度を増やすことで、相手から好意を
持ってもらいやすくなる」という心理学の法則です。
じつはこの法則、ビジネスや恋愛に応用できます。
つまり、この法則をセールスや恋愛において当てはめると、
会う回数を増やすだけで「好ましさ」が増すということになります。
この単純接触効果、発見したアメリカの心理学者の名前をとって
「ザイアンス効果」とも言われていますが、彼はこんな実験をしました。
ザイアンスは集められた参加者に対し、さまざまな画像を繰り返し観察させました。
画像のなかには、単純で無意味と思われる図形もあれば、人物写真もありましたが、
参加者は他に何の指示も受けず、ただ画像をよく見るようにだけ案内されました。
その後、参加者は提示されていた画像について、一つずつ「好ましさ」を報告しました。
すると、提示された回数が多い画像であればあるほど、参加者の好感度がアップした
というのです。
つまりクライアントと接触回数を増やして、相手が心を開いた隙にさっと
営業をかければ(まぁ、これが難しいといえばそうなるわけですが。笑)
商談成立の成功率が上がるという訳です。
恋愛もしかり。とはいえ「さりげなく」という要素は忘れることなかれ。