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後輩・部下への指導、うまくできていますか?-④

 

毎週火曜日のこの時間は「聴けば 聴くほど」

日常生活の、ちょっと知りたい、もっと知りたい

聴くことで、知ることで一歩を踏み出そうとしているあなたを応援するコーナーです。

 

先月からこの時間。心理学に即した、上司・部下のコミュニケーション方法を

リーダーシップ研修のエキスパート山本京子さんに伺っています。

心理学の4つのタイプごとにコミュニケーション方法を見ていまして、

今回は、3つ目のタイプ「コントローラータイプ」を見ていきましょう!

 

 

 

 

あなたの周りに次のような方はいませんか?こういった方は心理学では

「コントローラータイプ」と呼ばれています。

 

山本京子さん)普段から仕切るのが好きなのが「コントローラータイプ」です。

 

例えば新入社員の研修の様子を見ていても

「あなたはこの役割をしたほうが良いよ」

「あなたは研修中あまり教官と話が出来ていなかったから、ランチの時は隣に座ったほうが良い」

というように、場を仕切っています。

 

とっても助かる存在でもあるんですが

自分が正しいと思った事は曲げずに突き進みますので、

場を上手く仕切っているつもりが、振り返れば誰もついて来ていない・・という事態にも陥りがちです。

 

では、こういうコントローラータイプの方を部下に持った時にはどういった事に気を付ければ良いんでしょうか?

 

山本京子さん)コントローラータイプの部下は、実力を認めた上司には素直についてきます。

「これ、やって!」とストレートに言えば、やってくれるので、助かります。

 

ただし「実力を認めた上司には」です。

 

なので、コントローラータイプの部下には、一度、自分の仕事の力量を見せて、

認めさせる必要があります。「自分は上司だから、自分の言う事を聞きなさい」

・・こういった肩書を理由にしても、コントローラータイプの人はついて来ません。

 

では、コントローラータイプの部下に、力量を認めてもらえない時にはどうしたら良いんでしょうか?

 

山本京子さん)コントローラータイプの部下は、認めていない上司の下では

「なんでこんな人に、私が指示されないといけないの!?」と反発しがちです。

 

本来コントローラータイプは「自分が仕切りたい!」「コントロールしたい!」

という欲求の強い人なので「上司=自分がコントロールされるにふさわしい人物かどうか」

と判断が厳しくなりがちなんです。

 

そんな時には、第三者の力を借りましょう!

第三者がコントローラータイプの人に「あなたの仕事での目標はなに??」

「上司の力量を見極める事?違うよね??」というように、

当初持っていたはずの「仕事の目標」を思い出させてあげると良いでしょう!

 

コントローラータイプの人の価値観には「目標に向かって突き進む」

という面もあります。なので、「仕事の目標」を思い出せれば、上司への反発心は

脇に置いておいて、仕事に取り組む事ができます。

 

一方「コントローラータイプ」の「上司」を持った場合にはどうしたら良いんでしょうか?

 

山本京子さん)コントローラータイプの上司は、結論を重視します。

「で?」「だから?」「結局何が言いたいの?」というフレーズが多くなりがちです。

 

そのため、コントローラータイプの上司を持った部下は

「怖くて言いたいことも言えない」と委縮してしまっている事も多いと思います。

 

けれど、コントローラータイプの上司は、ただ結論を知りたくて、

ぶっきらぼうな言い方になっているだけです。

決して、あなたの事を嫌いなわけでも、怒っているわけでもありません。

 

「で?」「だから?」と言われても「おっ!出たね~口癖!さすがコントローラータイプ!!」

と心の中で呟きながら、軽く受け流しましょう!

 

 

そして普段から「結論を先に報告する癖」をつけて下さい。

そうすれば「だから?」と言われて、落ち込む事もなくなりますし、

円滑なコミュニケーションが取れるようになります!

 

という事で・・

  • コントローラータイプの「部下」を持った時には

自分の仕事の実力を見せられる場をもつ

それが難しければ、第三者に仲裁に入ってもらう

 

  • コントローラータイプの「上司」を持った時には

上司の強い物言いは受け流す

結論から伝える努力をする

 

こういったポイントをコミュニケーションのヒントにして頂けたらと思います。

来週はいよいよ最後のタイプ「アナライザー」を見