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第51回 猫に学ぶビジネス哲学

「強みを⽣かせる環境にいますか?」

 

野良猫時代のにゃぶろうが暮らしていた地域は、猫よけグッズが

置かれるなど、「猫が邪魔である」という意思表⽰がされている

環境でした。一方、ウチで暮らすようになった今では、

彼はプスプスイビキをかき変な姿勢で眠るいつもの⽇常を

過ごしているだけなのにむしろそれを必要とされ飼い主に喜ばれています。

同じ個体なのに⼤きく扱いが変わりました。

 

 

ここから⼀つの気づきを得ました。

今の⾃分⾃⾝のままでも、環境の選び⽅を⼯夫すれば

(苦⼿克服などの努⼒をせずとも)必要とされるし、

感謝される存在になれるのではないか!と。

 

環境の選び⽅に成功した⼀つの事例を⾒つけました。

トヨタ⾃動⾞は⾃動⾞の組⽴ラインの効率化を突き詰めてきた

企業としても有名ですが、ある分野で社会貢献しました。

 

ニューヨークのフードバンクで⾷べ物の配給プロセスを改善し、

1時間以上かかっていた屋外での配給を18分にまで短縮しました。

トヨタの場合は本業も続けながら、⾃⾝が持つ強みを、⾃動⾞とは

異なる環境にも活⽤して、さらに世の中の役に⽴ったということ

なんですね。

 

ちなみに、フードバンクは、まだ⾷べられる⾷料を、

必要としている⼈達へ融通する仕組。これにより廃棄されていたかも

しれない⾷べ物が減り、貧困に苦しむ⼈への⽀援にも繋がっています。

これもまた⾷べ物が置かれる環境を選び直して役に⽴つようになった

仕組みの⼀例です

 

 

⾃分⾃⾝の強みを把握して、それが活かせる環境を選ぶことができれば、

更に⼈の役に⽴つことができるかもしれません。

 

⾃⾝の強みを⾒つける⼀つの⽅法として

「なんでこんな簡単な事もできないんだよ」と誰かに腹が⽴ったとき、

実はその簡単にできていること⾃体がその⼈の強みだったりするのです。

様々な⾓度から強みを⾒つけて⽣かせる環境を探す努⼒をしましょう。