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第32回 猫に学ぶビジネス哲学

「損より価値に注⽬しよう」

 

毎⽇の⾷事に命をかけるにゃぶろうさん、⾷欲の秋、
飼い主のごはんを⾷べようと、テーブルに登る回数が急増。
⼈間⽤の⾷事をテーブルへ運ぶと、テーブル上に待機。
両⼿でブルドーザーのようにズズズ…と押し出して退場させますが、
翌⽇もテーブル上で待機。困ったものです。笑

 

 

獣医さんの著書によると霧吹きで⽔を⼀吹きせよとのこと。

猫の祖先は砂漠出⾝で濡れることを嫌う個体が多いそうです。

⼈が猫へ直接⽔を吹きかけると信頼関係が崩れるので、あくまで

頭上⾼くに吹きかけ「テーブルにいると霧が降ってきて濡れる」経験を
させることが重要だとか。

 

 

ところでこの時、猫は、⼈のご飯を⾷べて「得」することよりも、
⾝体が濡れて「損」することを恐れているのでテーブルから降りる
という⾏動を選んでいます。得することよりも損することを恐れる。
これは実は⼈間にも共通する⼼理で「損失回避性」と呼ばれます。

 

 

この習性を理解すると、私たちは損を極端に恐れることで、
さらに損を重ねることを防げるかもしれません。

株を買うと、株価が下がることがありますが、回復するまで待とう
として更に下がることがあります。回復の⾒込みが無いとき、
さらなる値下がりを避けるために株を売って損した⾦額を確定させる
ことを「損切り」といいます。

 

売るとお⾦が返ってくる。
たとえ⽬減りしていても、別の投資に回して⽣きたお⾦として活⽤
できます「損」⾃体に執着しすぎると、いま⽬の前に残っているものの
価値を⾒過ごしがち。⼤きな損を重ねないためには、今あるものを
最⼤限に活⽤するためにどうすればよいか考えることができれば
良い決断ができるかも?