お天気キャスターの森田正光さんによると、
過去の「亥年」は台風や豪雨の甚大な被害が
目立ったとのこと。
(読売新聞・晴耕雨読より)
例えば、1947年。
関東地方に大水害をもたらし、
死者・行方不明者およそ1900人を出した
カスリーン台風
そして1959年。伊勢湾台風。
史上最強クラスの台風が和歌山県に上陸し、
5000人を超える死者・行方不明者を出した。
まだ記憶に新しいが昨年は西日本豪雨があった。
関空を水浸しにした台風があった。
干支に関係なく水害や台風はこの列島を襲う。
加えて大阪や北海道を襲った地震もあった。
しかもすでに今年に入って熊本で震度6弱の
地震が発生している。災害に備え過ぎはない。
先日の読売新聞の記事に「防災とは嫌われる決断だ」
という見出しが躍った。記事によると、起きていないことに
時間、費用、手間をかけることは一種の非常識かもしれない。
でも、100年周期でくる地震や30年周期で襲う巨大台風に
備える人が評価されるべきではないだろうか?とあった。
ハッとさせられる一言だった。
「亥年」ということで、イノシシにまつわる言葉で
話を〆よう。ことが起こってから慌てて対策を講じることを
「イノシシを見て矢を引く」というそうだ。
いざというときに備え、地域や組織、家庭や個人が
しておくべきことはなにか?もちろん平穏無事であることを願う。
その一方で、今一度備えの点検をしたい。
10日後の1月17日は阪神大震災から24年である。
(執筆:大城勝太)*1月7日の話題