「先回りで仕事をスムーズに」
⼈の動きに無関⼼な事が多いにゃぶろうだが、
私が外へ出かける気配には敏感。どうしても出かけてほしくない時は、
⽬の前でゴロンと横になり⾏く⼿を阻むことがあります。
出かけることを悟られないよう、⾳を⽴てないようにしたり、
出かける前の⾏動を変えたりと⼯夫したのですが、やはりばれます。
猫は⾒ていないようで意外とこちらのことを観察しているのです。
ところで最近、ある社⻑の秘書をしていた⽅と久しぶりに会いました。
とても優秀な⽅で、社⻑も「彼⼥はとにかく先回りして様々なことを整えていてくれる」
と話していました。
秘書の⽅に、当時どうやって先回りしていたのかを尋ねると
「社⻑のクセを⾒つけるんです」と話してくれました。
考え⽅や⾏動パターンのクセを⾒つけるのだとか。
例えば、忙しい社⻑が社に戻って最初に何を気にするか
先回りして情報の報告をしたり、案件の判断を短時間でできるように、
現場に対して社⻑が求めそうな情報はこれだと伝えて準備をしておいてもらうなど、
社⻑がスムーズに動けるためのお膳⽴てをしていたのだとか。
このことと似た⾔葉を、アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズも残しています。
「お膳⽴てさえしてあげれば、皆⾃分が思っていた限界を上回る仕事ができる。
歴史に残るような素晴らしい仕事がね」
相⼿を知り、お膳⽴てをするということは、
上司部下どちらの⽴場からしても必要なものなんだなと改めて感じる機会となりました。