コロナ禍も1年半が経過。大変だが、予想もしなかったポジティブな出来事もあった。
わが家では2匹目の猫ふくすけの仲間入りがそれにあたる。
リモートで仕事ができたお陰で、怪我や手術からの回復サポート、にゃぶろうとの合流に
予想以上に充分な時間をかけることができた。
予想といえば、統計や行動データを元にした未来予測はビジネスで一般的なものとなり、
企業や人の行動・意思決定にも大きな影響を及ぼしている。
一方で、統計データを拠り所としない「望む未来を描き出して、そこに向かってどのような
行動をとっていけばよいか」を考える思考方法が存在する。
今日は、望む未来を掴むための思考方法「SF思考」について考えたい。
「SF思考」のSFは、Science Fictionに由来。私達が生きる現代は、予測不能の変化が起こり
やすい時代と言われ、私達は既にSFの世界に生きているのかもしれない。そんな現代では、
過去の経験を紐解いても解決が難しい問題に直面することもある。
そこで、望む未来を描き出し、その未来を現在に引き戻して、これからどう進んでいけば
そこに到達できるかを考える「SF思考」が生まれた。ドラえもんの未来を想像して、実現に
向かう方法を考えることに似ている。SF映画でも多くの名作が世に送り出されたが、SF映画
の影響で、今までになかった概念の製品を世に送り出したケースもある。
例えば、スマートスピーカーを開発したアマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏は
「スター・トレック」の影響があったことを明かしている。
SF思考によって描き出されたSF小説形式の未来像の具体例をご紹介する。
実は、日本の総務省ホームページでは、2030〜2040年頃の未来世界をSF小説形式で描いた
ものが掲載されている。小説で描かれた未来像を読んだあと、資料で示されている戦略を読む
と理解がしやすく感じた。まずは、ご覧いただきSF小説の力を体感することから始めていただ
きたく思います。
今日の猫からの学びは「SF で未来を描こう」でした。