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第162回 猫に学ぶビジネス哲学

毎週このコーナーの原稿を書く前には、にゃぶろうと会議をするのが恒例だが、

昨夜は、にゃぶろうは熟睡中。ふくすけと会議をしようと思い姿を探すと、

本棚の空きスペースに収まっていた。ふくすけは狭いところが好きなので、

ケガの予防や⾏⽅不明による捜索時間を最⼩限にするためにも

家の中の整理整頓と断捨離は常に⼼がけておきたいところ。

 


猫と暮らす部屋づくりの事例などを⾒ると、「引き算で考えると良い」旨の記事が

載っていたりするが、実は、商売でも「引き算の発想」が、事態を良い⽅向に打開できる

ことがあるようです。

 

今⽇は「商売に必要な引き算の発想」について考えてみたい。

 

アメリカのバージニア⼤学の研究者によると、⼈は何かを解決しようとするとき、

何かを取り除くよりも、付け加えることを優先する傾向があるという。

 

実験では、既にある何かを取り除く⽅が⼿っ取り早く簡単な場合でも、⾜し算をしたがる

傾向は変わらなかった。⼀⽅で、ビジネスでは、「引き算」した結果、多くの⽀持を集めて

⼤ヒットした事例は多い。

 

• 閉館の危機をきっかけにクラゲに特化し「世界⼀のクラゲ⽔族館」となった加茂⽔族館

 

• ソニーのウォークマンは、当時のテープレコーダーには常識だった録⾳機能を引き算し
「外出中でも⾳楽が楽しめる」という新たなライフスタイルを⽣み出して世界でヒット。

 

• 10分カットで有名な某理髪店は、髪のカットのみに特化して髭剃りやシャンプーなどを
引き算することで、ユーザーのお財布と時間に優しいサービスを提供して全国展開中。

 

 

⼈間は、放っておいても「⾜し算」の発想は持っているので、⾏き詰まったときには、

何かを取り除く、絞り込む⽅向にこそブレイクスルーが待っているかもしれません。

ヒト・モノ・カネの資源が限られる沖縄の商売⼈にこそ引き算の発想は特に有効であるよう

に思います。

 

 

今⽇の猫からの学びは「引き算で悩みを解決しよう」でした。