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第136回 猫に学ぶビジネス哲学

先日、オンラインで経営セミナーに登壇したが、その中で受講者に営業活動について

考えていただくための素材として、にゃぶろうの動画を使用した。

ありがたいことに、講義後、他の講師や受講生の方々から、楽しく学びにも繋がる

とてもいい動画だったと感想を頂いた。

 


ところで、経営学の重鎮として知られるドラッカーは

「自分がどのような存在として記憶されたいか?」と、

自分自身のあり方を問うことの重要性を説いた。

 

猫哲学のコーナーや、先日のセミナーでは、猫に関する身近なエピソードから

なぜかビジネス上の学びが得られるという、独自の立ち位置を心がけるよう工夫を

したつもり。ということで、今日は「立ち位置」について考えてみたい。

 

顧客に「自分たちの会社は独自の特徴を持っている会社だ」

と認識してもらうための活動をポジショニングと呼ぶ。

 

例えば、「小さいけれど高機能」という言葉で表現される商品は、

「サイズと機能」という2つの評価軸で評価されていることになる。
2つの評価軸を縦軸と横軸を使った表にできれば、この商品が、

市場の中でどのあたりに位置しているか、立ち位置を目で見て

把握することができるようになる。

 

この表の中で近い位置に存在する商品があれば、その商品とは

激しい競争をしなければならない可能性が高い。

 

競争を避けるためには独自の立ち位置を見つける必要がある。

競争(特に値下げ競争)に巻き込まれる危険性を下げることができる。

 

その方法を3つ簡単にお伝えする。

1逆張り(例:ノンアルコールビール)、

2絞り込む(例:お茶漬け専門店)、

3意外なものを組み合わせる(例泊まれる本屋さん)。

 

また、一度は独特の立ち位置を見つけたとしても、

いずれ似た商品が生まれたり、顧客は飽きる。

競争を避けるための3つのポイントを念頭に商品の立ち位置を

常に考える癖をつけておくことが大切なのである。