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第113回 猫に学ぶビジネス哲学

にゃぶろうの夏毛への生え替わりがほぼ完了。あとは残っている冬毛を落とすのも兼ねて

年に一回のお風呂を予定している。お風呂から上がって体がよく乾くように、次に来る天気の
良い週末に決行すると「決めて」いる。

 


「決める」といえば、経営者の仕事は「決めること」であると言われる。会社の進むべき方
向を様々な選択肢から決める、資金繰りの方向性を決めるなど。

 

新たな日常を迎えつつある現在、商売の方向性を見直そうと考えている方もいるだろう。

また、一つの人生を生きる個人は、人生の経営者ともいえる。この時期、自分の人生、

やりたかったことをやるために決断しようと考えを巡らせている人もいるだろう。

 

 

今日は、これらの中でも、

 

「今後の進むべき方向を決断したいが、やりたい事が明確でなく決断できない」

人向けに情報提供したい。

 

 

人は決断するとき、突き詰めると、自身の価値観を拠り所としている。価値観は、生まれて
から今までの環境を含む人生経験の積み重ねによって形成される。

 

そこで、改めて自身の価値観を確認することを目的に、ライフラインチャートを描くという

作業をおすすめする。これは、生まれてから現在に至るまでのモチベーションの上下を時系列に

曲線でグラフを描き、上下するポイントとなった出来事を書き入れるというもの。

 

Yahoo!の企業内大学学長などを務める伊藤羊一さんは、ライフラインチャートで、人生の分
岐点となった出来事について、当時どんな気分だったか、どういう行動をとったか、現在に
どう影響しているかを考え、価値観を明確にしていくことを勧めている。明確化した価値観
を言葉で表現することで、自分自身が無意識に大切にしていることは何であるか、改めて知
ることができる。これらの作業はやりたいことを明確にする第一歩となることでしょう。