最近、近所で赤ちゃんが生まれたようで、窓を開けてると元気な声が聞こえる。
にゃぶろうは、今までよく赤ちゃんのような声を出して空腹アピールしてきたが、
本物の赤ちゃんの声を聞くと静かになる。向こうが静かになると、声を出す。
遠隔で通じ合っているのだろうか。
遠隔で通じ合うといえば、テレワークをはじめとした、遠隔での仕事の形。
オンライン会議システムを使った会議以外にも、セミナー、ストレッチのレクチャー等、
活用方法は様々。新型コロナウイルス感染症の終息後、遠隔での仕事形態が完全にコロナ
以前に戻ってしまうかといえば、そうではないだろうと多くの方が薄々感じているのでは
ないだろうか。
遠隔での仕事のやり方を世界が同時進行的に体験している今、今後の商売について
考えてみたい。
ここで、身近なラジオの世界で、コロナ以前にとても興味深い時代の変化があった
ことを思い出したい。radikoなどをはじめとした、電波が届かないエリアへのラジオ
番組配信サービスの開始。これによって、沖縄のラジオを県外の方も気軽に楽しめる
ようになった。これをラジオ以外の業界に置き換えて考えてみる。
県内で、観光客も含めた「県内にいる人向け」に商売してきた人が、遠隔でも成り立つ
サービス提供ができれば、お客さんが「県外にいる人」にも広がる。
例えば、沖縄料理店が「沖縄在住のプロが教える沖縄料理講座」というオンライン
料理教室を全国の沖縄料理ファンに向けて開催できれば、新たな収入源になり、
来沖の際の来店にも繋がるかもしれない。沖縄をテーマにできれば、県外の商売人とも
戦える。沖縄という強みを生かして、お客さんの分母を単純に増やす挑戦ができる。
今回の話、うちにはオンライン化は関係ないと思っている業界の方こそ、チャンスかも。
なぜならば、チャレンジする強豪相手が少ないうちに試行錯誤できるから。是非挑戦を。