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第20回 猫に学ぶビジネス哲学

「予測不能を楽しもう」

 

 

毎週⽔曜⽇お届けしています「猫に学ぶビジネス哲学」

この時間は、猫をこよなく愛する経営コンサルタント堀家盛司さんが、

愛猫のにゃぶろうからビジネス哲学を紐解きます。

 

今日の学びは

「予測不能を楽しもう」

 

 

実はわたくし、にゃぶろうに、毎⽇のご飯を⼤体

同じ時間に同じ場所であげてきました。

 

⼀般的に猫 と暮らす皆さんもそういう⽅が多いのではないかと思います。

しかし、猫の習性を考えると、もう少し⾃然なやり⽅があるらしいんです。

 

そのキーワードは「確実ではない、不確実」ということ。

 

猫は元々、⾷事を1⽇10回以上に分けて、

量は少しずつ⾷べて⽣きてきた動物。こうした習性を考えると、

⼀⽇の中で、できるだけ回数を増やして、しかも、狩りをする動物なので、

⾊んな場所を⾃分で探させることで猫の満⾜度は上がるのだそうです。

猫にとって ⾷事に出くわすシチュエーションは、不確実な⽅がいい

ということなんです 。

 

ところで、⼈間の場合も、不確実な環境にいる⽅が創造性が

⾼まるという研究結果がでています。

発想の転換を求められるような問題を解くときに、

「早く解けた⼈にはボーナスを与えます」と伝えたときと、

伝えなかったときでは、ボーナスがあると伝えなかったほうが、

3,4 分早く正解にたどり着くことができたのだそうです。

 

⼈間も確実でない環境の⽅が⼒を発揮するという特徴があるんです。

そこで、わたしたちが⼼がけたいのは、

「⼈の失敗を許容し、挑戦を評価する」ということ。

 

私たちは⼀個⼈の感情としても、例えば企業の⼈事の仕組としても、

⼀度の失敗でマイナスの烙印を押してしまいがち。でも、

失敗を許し、挑戦を評価することで、予測不能な世界を楽しめる

環境を皆で作って、創造⼒・クリエイティビティを発揮できる社会を

作りたいですね。