安谷屋さん、こんばんは。
フェリーニ映画祭、観てまいりました。今回、上映された作品のなかでというより、フェリーニの映画では一番「道」が好きですね。
これが泣かせる映画でしたね。私が初めて観たのはＮＨＫで放送された時にヴィデオに録画しましてね、一人で観たのです。一人で観たのが良かったんですね。と言うのもラストで大泣きしたんです。こんなの他に誰かいたら恥ずかしいじゃないですか。自分でも不思議なくらいザンパーノに感情移入したんです。
今回も映画の途中でもう泣けてしまいましたよ。昔の映画はエンドタイトルなんか「終わり」と出てすぐ終了になるじゃないですか。ゆっくり泣けないんですよ。この映画が今の映画で延々とエンドタイトルが流れたらなあと思いましたよ。
「日々是好日」で「道」の話出てきましたね。「この映画に感動しなかった人生ってもったいない」というセリフは、まさに私が映画を観る理由なんですね。こういう心を揺さぶられる感動作を映画ファンでなかったら観なかったかもしれません。そんな人生を想像するとゾッとします。映画鑑賞を趣味にできて本当に幸せだと思います。こういう感動作を観ないで人生を過ごしている人たちは本当にもったいない、いや大きな損失ですね。この頃本気でそう思っています。
人生はいろいろうまくいかないんですけど、映画を趣味にできただけでも、自分の人生は成功だったな、と思いますね。大げさじゃなくて、ほんとそうですよ。これからも映画ファンであることのしあわせを味合わせてくれる作品に多く出会いたいものです。
「道」の曲がライブラリにあるならそれをリクエストします。それ聞いたらまた泣くかもしれませんけれど。
性別：男性
住所：南城市
