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ラジオネーム:読谷village People「ドライビング Miss デイジー」

真理子さんこんばんは。お久しぶりのメール失礼します。
今回はお家シネマで観た「ドライビング Miss デイジー」の感想です。

 

偏屈なユダヤ人の老女デイジーが偏見を乗り越えて自身の運転手となった黒人男性と友情を育んで行く二十五年の日常を綴った映画です。


この作品では物語の随所にアメリカに根深く残る黒人への差別を垣間見せています。当時のアメリカにおいて、いかに黒人が最下層であったかを示している。


先日アメリカで起きた白人警察官による黒人男性への暴行死亡事件のように。。
人種差別そのことが主人公デイジーの無意識さと黒人運転手の間で、溝になっている様子がなんとなく歯がゆい思いで物語は進みます。


やがてデイジーも90歳、人生の終盤になり、少女のように心が素直になる。
「老いる」ということ。誰もが必ず、老いていくということ。
その切なさが実にうまく表現されていて、やさしいラストシーンがとてもせつなく、涙がにじむ。熱く胸に残るの作品でした。

 

 

性別:男性

年齢:40代 

住所:読谷村