こんばんわ、眞理子さん、リスナーのみなさん。
行ってまいりました、久方ぶりの映画館。
場所はシネマQ、映画はストーリーオブマイライフ。
客数は20名ぐらいでしょうか、まだまだ本格復興にはいたっておりませんが、どっぷりつかっての映画館タイムを楽しませてもらいました。
鑑賞したストーリーオブマイライフですが、オルコットの原作を映画化というより、原作をベースにオルコット自身の自伝としての映画化なのかなと思いました。原作の若草物語は未読なんで、読み違えもあるやもですが、鑑賞していて原作と映画独自のアレンジされた世界を行き来しているようなトリップ感に囚われて、とても面白い映画館タイムを満喫できました。
次女のジョーを初めにセピア色に彩られた夢のような過去とシビアな現実社会で葛藤する4姉妹の成長の物語ですが、背景となる家族、隣人たちとの新しい繋がりの中に開けていく確かな希望は現在でも相通ずるテーマです。完成した一冊の本を胸に万感の思いを抱くジョーの姿は不安定な今の社会に生きる私たちの誰もが憧れるシーンですね。あと、シアーシャ・ローナンのグリーンの瞳には魅入られました。ブルックリンで好きになった彼女ですが、清楚な力強さはこのストーリーオブマイライフでも健在で、これからも注目です。
次は待ちに待ったジョン・F・ドノヴァンの死と生がやってきます。
それではまたお便りしますね。映画館関係者のみなさん、しばらく現在のやや不自由なシステムで大変だとは思いますが、映画館ファンのご面倒をよろしくお願いします。
性別:男性
住所:名護市