MENU

Pick Up Program / ピックアッププログラム

番組一覧はこちら

スクリーンへの招待

ブログ

ラジオネーム:ツリーツリー「ガーンジー島の読書会の秘密」

「読書会」の響きに誘われて、タイトルにもある『ガーンジー島の読書会の秘密』を観ました。私も読書会をやっていたので、どんなふうに映画の中で、読書会をすすめていくのかを気にして観ていました。

 

映画のストーリーは、1冊の本がなければ、出会っていなかってであろうイギリス本国にいる主人公と第2次世界大戦時にナチスに支配されていたイギリスの離島ガーンジー島の人々がある読書会によって、心に傷を抱えた人々を結びつけ、魂の再生へと導くというような話でした。

 

それは、戦争時であっても、人間として失ってはいけない信念を貫き通す一人の女性の生き方が、心を閉ざしていた人々に影響を与えていく。その女性を追っていくミステリー仕立てな展開で、先が知りたくて、本を読みすすめていく感じと似ていました。

そのボルテージが上がるのと同時に心臓がドキドキ胸を打ち始める。

 

一人の女性を幸せにしたいという男性の思いがあり、一人は戦争という時代に引き裂かれ、また、もう一方の男性は、本当の幸せのありかを知った女性によって受け入れがたい事実を突きつけられる。この映画に出てくるすべての人々に共感でき、心温まる作品でした。読書が好きな人は、きっとこの作品をよく楽しむことができると思います。

字幕には出ていませんでしたが、有名な作品や著者もメンバーが語っていました。

 

読書会では、まず、代表者が朗読をして、メンバーに本について語り、討論をするような流れがあり、様々な質問にも応対していく。そして、メンバーの一員になるには、メンバーの一人がポテトの皮で作ったパイを、あまりにもまずいので、また、別のメンバーが作ったジンで、流し込むことができると一員として認められるようです。

 

読書会の光景は、参加者のみなが生き生きとしており、参加していない他の島民たちと対照的でした。人を落とし入れる事で、利益を生み出す人間、人を軽蔑して、詮索したり、モラルから逸脱する人間も登場しています。

 

人の心のうちに寄り添える人間になりたいと思い、すごく前向きにさせてくれるミステリー作品でした。島も綺麗で、訪問したい場所になりました。

 

 

性別:女性 

年齢:40代

住所:那覇市