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婚前契約書-③

先月から「婚前契約書」をテーマに、行政書士の本村祥子

(もとむらしょうこ)さんにお話を伺っていて、今日が最終回となります。

 

結婚を考えている2人が、結婚する前に、2人の結婚生活を具体的にイメージして、

同意した事を紙に書いて残しておく「婚前契約書」。

 

「遅くなる時は、連絡してね」「結婚記念日は忘れずに、2人で食事に行こうね」

こういった事でも2人が同意して書面に残せば、婚前契約書になりますし

「家事は2人で分担しましょう。ゴミ出しや御皿洗いは、あなたがして下さい。」

と言った家事の話やお金の事を、予め決めておく方もいらっしゃいます。

何を書くかは人それぞれです。

 

そして、何を書くか・・という中身よりも、実は、事前にしっかり話し合って、

結婚後の生活を一度、具体的にイメージする事が、何よりも大切・・と本村さんは

考えていらっしゃいます。特に、離婚率が全国一高い・・

と言われている沖縄では必要なのかもしれません。

 

 

 

本村さん)婚前契約書を書こうと思うと

「覚悟をしないまま、何となく結婚をする」という事がなくなります。

結婚生活がより良くなるように・・良い状態がずっと続くように・・先のことまで、

価値観や育ってきた環境の違う2人が、一緒に話し合う事が大切なんです。

話し合う事で、その後の夫婦生活は大きく変わると私は思っています。

 

 

結婚前にしっかり話し合って、「覚悟」を決める事が

1つ離婚の心配を減らすことに繋がるんですね。

 

さらに、しっかり話し合う事で、結婚後の「そんな事聞いていなかったよ問題」

を減らす事が出来ます。例えば、沖縄で多いのが、各ご家庭の風習の違いです。

県外から沖縄にいらっしゃった方が、「清明の事」や「火ぬ神の事」が良く分からない

のはもちろん、同じ県内でも家庭によって結構違いがあるんですよね!?

 

そういった事も事前にしっかり話し合う事が、夫婦円満につながるそうです。

 

本村さん)沖縄のご夫婦からは「結婚するまで知らなかった」

と言う不満を伺う事が多いです。例えば「親族皆、集まっての行事が、

こんなに頻繁にあるなんて知らなかった。」

「朝から、自分がメインになって重箱料理を作らないといけないなんて知らなかった。」

というようにです。

県外からいらっしゃった方はもちろん、同じ沖縄県内でも家によって風習は違うはずです。

結婚をする前にあらかじめ伝えておく事・・

心の準備をしてから結婚をする事がとても大切です。

 

という事で・・「婚前契約書」。これまで全3回見てきたように、

実は、堅苦しいものではなく、夫「婦で話し合う事の大切さ」に気付かせてくれる

1つのツールなんです。

 

良ければ、これからご結婚を考えている皆さん、婚前契約書を書く事考えてみて下さい。

お話を伺ったのは、行政書士の本村祥子さんでした!