毎週火曜日にお届けしています"Finer"
志を持って頑張っている方、
誰かにfine!を届けようと活動している方
いわゆる「ファイナー」を自分史インタビュアーの松田礼那がご紹介しています。
今回のFinerは・・
クリエイティブメモリーズ公認 アルバムアドバイザーの
尾市麻枝(おいち あさえ)さんです。
松田礼那)尾市さんが持っていらっしゃる「アルバムアドバイザー」という
資格について教えて下さい。
尾市麻枝さん)皆さんが「オリジナルのアルバム」を作れるようサポートする資格です!
「クリエイティブメモリーズ」というアメリカ発祥で、今は日本・カナダ・オーストラリアにも展開している、スクラップブッキングの道具・材料を作っている会社公認の資格になります。
1枚30㎝四方の、アルバムの台紙がありまして、
そこにペーパーを切って貼ったり、お花を貼って、オリジナルのアルバムページに仕上げていきます!
ご自宅に持って帰って、この1枚のページを、リビングや玄関に飾って頂いても良いですし、
30枚ほど集めて、1冊のアルバムにする事も出来ます。
松田)とっても可愛いですね!
尾市さん)はい!「誰でも、簡単に、可愛く作れる」というのが一番のポイントです。
松田)こんなに可愛いアルバムを簡単に作れるんですか?
尾市さん)はい!30分程で1ページ作る事が出来ます。
実は私もこの資格に出会うまで育児に追われて、子供の4年分の写真が現像もできず溜まっていました。
そんな時、友人の勧めでこの資格を知って、今では11歳の息子のアルバムが22冊もあります(笑)
「スクラップブッキング=とっても時間がかかる」というイメージがありましたが「これなら家事の合間の空いている時間に、気分転換しながら出来る!」と感じました。
松田)11歳の息子さんのアルバムが22冊もあるんですか!?すごいですね!!
そこまで尾市さんが「オリジナルのアルバムづくり」に魅了されたのは、何故でしょうか?
尾市さん)1つは「アルバムを作る事が、我が子のためになる」と実感したからです。
私は、オリジナルアルバムを作る際「ジャーナル=メッセージ・言葉」を添える事をとても大切にしています。
そのメッセージ・言葉が子供の心を支えてくれていると感じるんです。
例えば、うちの息子は小学校の4年生の頃からサッカーをしているんですが、人間関係で悩んで「辞めたい」と言い始めた事がありました。
そのうち親子げんかに発展してしまって、息子は拗ねて自分の部屋に閉じこもってしまいました。
しかし、翌日には「僕には応援してくれるお父さん・お母さんがいる事を思い出した。」「もう少し頑張れそう。」と言ってくれました。
どうも閉じこもった部屋の中で、息子はアルバムを見ていた様なんです。
そして、過去の私達夫婦が息子を応援するメッセージ・言葉を読んで
「僕には応援してくれる両親がいる」「一人じゃない」と思ってくれたようです。
この時は、「オリジナルのアルバムを作っていて、本当に良かった」と心から感じました。
松田)過去の息子さんに書いたアルバムのメッセージが、今の息子さんを支えてくれたんですね!?
尾市さん)はい!私は「アルバム=過去の思い出をつづるもの」だけではなく「アルバム=現在・未来を支えてくれるもの」だと思っています。
オリジナルのアルバムを作って、その時感じた思いを、言葉にして添えておくと、過去の出来事をより鮮明に思い出せるようになりますよね!?
すると、それがきっかけで、アルバムを見返す「現在」の会話も広がります。
「あの時、お父さん・お母さんはこんな事考えていたの!?僕はこんな風に思っていたよ。」と、後から我が子の気持ちを聞ける事も少なくありません。
さらに思春期で言葉が少なくなってきたお子さんとの会話のきっかけになる事もあります。
松田)「アルバムが未来も支えてくれる」というのは、どういう事でしょうか?
尾市さん)アルバムを見ながら「過去の辛かった事も、乗り越えて来た」「過去の自分と比べれば、成長している」と思えることが、自信を持って未来を歩んでいく事に繋がると思うんです。
私には自閉症スペクトラムの息子がいます。
正直、周りの子と比べて「どうしてうちの子は出来ないのだろう」と焦って不安に思う事も沢山ありました。
けれど、アルバムを作っているうちに「周りと比べるのではなく、過去と現在を比べる」という事が出来るようになりました。
すると、沢山の息子の成長に気づくことが出来たんです。
例えば、トイレのスリッパを並べられるようになったとか・・
そんな小さな成長も見逃さなくなりました。
そして、そんな小さな成長も「すごいね!!」と心から感動して褒めてあげられるようになったんです。
これもアルバムづくりをするようになったから・・
アルバムづくりで感情を言葉にする事に慣れていたからだと思います。
他人と比べず、自分の成長に向き合うようになることで、息子も自信が持てるようになりましたし、
母親の私も笑顔で息子を見守って「あなたなら、大丈夫」と言えるようになりました。
松田)お子さんのアルバムを作って、お子さんの過去をまとめる事が、お子さんの現在・未来を支える事に繋がっていくんですね!
尾市さん)はい。さらに「アルバムを作るお母さんのため」にもなります!
私のアルバムづくりのワークショップでは、数人のお母さん達が集まって一緒に作業をします。
その中で「わぁ~可愛いアルバム!素敵!!」と褒められるうちに、お母さんの自己肯定感も高まっていきます。
さらに、家族のアルバムを作る事は「家族の事を見直す時間」になります。
アルバムを作る内に「聞いてよ!うちの旦那が・・」「昨日、うちの娘に怒鳴っちゃって・・」
そんな愚痴が出る事も少なくありませんが、そんな話を皆でしている内に、気持ちがほぐれて、優しい気持ちになる事が出来るんです。
家に帰ってから「ごめんね。昨日は言いすぎた」と素直に謝れたり・・
旦那さんへの感謝の気持ちが溢れてきたり・・
自分の気持ちと向き合って、素直になれる人が多いようです。
これからも、こういった愛情を伝えられるアルバムづくりを通して
沢山のお子さん、お母さん・お父さんを笑顔にしていきたいと思っています。
<尾市さんにアルバムづくりを習いたい方>
●誰でも参加できる月に一度のワークショップ「アルバムの会」
日時:毎月第3火曜日午前10時~12時。
場所:那覇市牧志の「ほしぞら公民館」。
料金:材料費1000円
持ち物:写真のみ。台紙や飾りは、尾市さんが持って来て下さいます。
その他・・
●尾市さんのご自宅で開催中の女性限定ワークショップ
●本島内ならどこでも尾市さんが来て下さる出張ワークショップ
もあります。
下記の尾市さんのブログも参考にされつつ
尾市さんに連絡をとってみて下さい♬
ブログURL⇒https://ameblo.jp/find-something/
<尾市さんの連絡先>
mail:bubble.crop@gmail.com
tel:090-9652-8675
LINE ID: @oab7380t
<アルバム展示会>
尾市さんの生徒さん達の作ったアルバムを見る事が出来ます!
7月16日 ほしぞら公民館アルバム展示会