「会社にとっての『生きる意味』とは?」
毎日の食事に情熱を燃やすにゃぶろう。
ドライフードをカリカリと音を立てながら食べている
姿はかわいいが、肉を与えて食べているときの姿は、
さすが肉食獣の端くれといった雰囲気。
「生きるために食べる」という迫力を感じることも。
動物の究極の目的は生存だと思う。
人間が究極の目的を考える時、例えば「生きる意味とは?」などの
問いかけを自らにすることはよくある。
では、会社にとっての生きる意味、究極の目的とは一体なんだろうか。
会社の存在目的や存在意義を突き詰めたものを企業理念
(ミッション・ステートメント)と呼ぶ。
「ビジネスを通じて社会にどのような貢献をするのか」
「どのような価値観やルールに基づきビジネスをやるのか」
を示したもので、経営戦略のもう一つ上の概念とされる。
では、どの会社にも企業理念があるのかというと実はそうでもない。
世界的に有名なアウトドアウェアメーカーであるパタゴニアは、
創業後約20年間理念は存在していなかった。
創業者のイヴォン・シュイナード氏の著書によると、
会社が大きくなるにつれ、彼と会った
ことがない社員が多くなり、会社として伝えるべきメッセージを
明確にする必要性を感じたそう。
そこで制定したのがミッション・ステートメントだった。
企業理念が時代とともに変化したのもパタゴニアの特徴。
社員の提案により3回更新された。裏を返せば社員たちの仕事を
進める上での判断の拠り所として機能した証でもある。
目的が明確でぶれないからこそ人も会社も活きる。
皆さんの会社の企業理念やそれに準ずる考え方は何ですか。
今一度確認すると社会の一員として働く意義を
再認識できるかもしれません。