実は先日、友人の披露宴があり、新郎の締めの謝辞がとても印象に残りました
もちろん本人の感謝の気持ちが溢れ出ていたからこそ心に残るスピーチ
となったわけですが、それ以外にも列席者に「強烈に印象を残す」ちょっとした
コツを彼は使ったんです。
どんなコツかといいますとそれは「ピーク・エンドの法則」です。
人間の記憶の評価というものは起きている事柄のピーク(うらいマックス)
とエンド(終了)の平均で決まるそうで、苦痛な経験をしても、出来事のピークと
エンドが好印象であれば、ハッピーな印象に。その逆であれば、どんなに
いいことがあっても、アンパッピーな思い出になるということなんです。
スピーチをお願いされるとつい、起承転結で話題を組もうと気合が入りますが、
この法則によればスピーチのピークと最後だけ格好つければいいということに
なるわけです。
昨日の披露宴の新郎の謝辞の場合、入籍を昨年の大晦日に済ませ、
すでにお二人での生活をスタートさせていたのですが披露宴本番の直前におめでたが
わかりました。それで新郎はその発表を謝辞の〆にもってきて、なおかつ会場の
スクリーンで赤ちゃんのエコー動画と心音を披露して挨拶を締めました。
つまり、スピーチのピークをラストに持っていって、会場を喜びに包ませたのです。
人間の記憶の評価の特性を生かして、挨拶やプレゼンは、印象アップトピックスで
で結ぶ工夫を心がけてみてください。