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第59回 猫に学ぶビジネス哲学

想定外の事態、どう対処しますか?

 

 

野良猫卒業後はじめて散歩に出かけたにゃぶろう。

公園を20分ほど楽しみ、帰ろうと車に乗ると、

口を開けて呼吸。熱中症の疑い。

急いでタオルを水でぬらし身体に巻き冷やした。

 

 

水を飲ませようとしても飲まないので、

口の周りを水でぬらすと、ぺろぺろなめて水分をとる
ことができた。応急処置をして家に帰り、水分を含んだ

食事をあげると勢いよく食べ、その後水も飲んでくれた。

回復しなければ病院にと思っていたがなんとか大丈夫だった。反省。


仕事を進めるサイクルとして、PDCAと呼ばれる手法がある。

「計画→実行→評価→改善」の4段階に分けて業務を効率的に

進めていく方法。具体的には、1業務の計画を作って、2計画

に沿って業務を進め、3本当に計画に沿った業務ができているか

評価し、4計画通りでない部分を特定し改善する、という流れで

元々ある業務の流れを、継続的に改善していく。

 

このPDCAの手法は、計画に沿って進めることが前提となるので、

にゃぶろうの熱中症のように急に予想外の事態が起こった場合は

機能しづらい。実は、PDCAは工場の生産性を高めるために

つくられた考え方。決められた工程を改善するときに力を発揮するが

そうでない場合の活用には適さない。

 

そこで参考になるのが、OODA(ウーダ)と呼ばれる手法。

「観察→仮説構築→意思決定→実行」の4段階で進めていく。

 

1にゃぶろうを観察して情報を集め、

 

2熱中症ではないかという仮説を立て、

 

3熱中症の対処をすると決定し、

 

4実行。

 

このようにOODAは、現状を把握して、その中での最善を判断し、

迅速に行動に移す場合に役立つ。想定外の事態に対するスピーディー
な対応が結果を左右するのが現在のビジネスの世界でもある。

 

改善が目的であればPDCA、新規事業など、新たな道を作っていく

ようなものにはOODA、目的に合わせて活用したい。

 

 

今日の猫からの学びは「想定外の事態、どう対応しますか?」でした。