2019年度がスタートして、1か月ちょっと経ちましたが、
4月から、新入社員の教育を任されている皆さん・・
また後輩や部下が出来た・・という皆さん。
後輩・部下への指導・・上手くできていますか?
自分としてはきちんと、仕事内容まで指示しているはずなのに、
動いてくれない・・褒めて伸ばしているはずが、褒めても全然嬉しそうにしない・・
なぜか自分の言っていることが、相手に上手く伝わっていない・・
そんな風に感じている方は、もしかしたら、後輩や部下の「価値観」に合わせた
コミュニケーションが出来ていないのかもしれません。
今月は子育てにも役立つ、心理学に即したコミュニケーション方法を、
リーダーシップ研修のエキスパート、山本京子さんに教えて頂きます。
まず京子さんに、リーダーシップを取るうえで大切なことは?・・と聞いてみると
「相手に興味を持って、自分だけが正しいとは思わず、相手の価値観も大事にする事」
という答えが返ってきました!
山本京子さん)「自分の価値観と相手の価値観は違う」という事を認めて、
相手が「大事」と思っているものを、自分も「大事」と思う必要があります。
例えば、私は仕事をしている時には、他人の感情より、仕事だから仕方がない・・
と思うタイプです。なので、部下Aさんから「あの人に、この仕事を頼むと、
かわいそう・・」と言われると「え??」となります。
「仕事なんだから。周りの気持ちなんていちいち気にせず、頼みなさい!」
と言いたくなります。
でも、実際にそう言うと、Aさんは潰れてしまいます。
なぜなら、Aさんには「周りと波風立てず、皆と仲良く、気持ちよく仕事がしたい」
という価値観があるからです。「周りの事なんて、気にするな」というのは
私の価値観の押し付けでしかありません。
今、京子さんが挙げて下さった具体例。
京子さんと部下のAさんは全く価値観が違いますよね!?
この違う価値観の人を理解し、仕事で円滑にコミュニケーションを取るためには
どうしたら良いんでしょうか?
ポイントは「どこに価値観を置いているタイプかを、知る」という事です。
心理学では4つのタイプに分かる事が出来ます。
山本京子さん)まずは4つのタイプがある事を知りましょう!
- 楽しいこと大好き・企画するの大好きな「プロモータータイプ」
- 皆仲良く・・を重視する「サポータータイプ」
- 俺についてこい、結果がすべての「コントローラータイプ」
- きっちりきっちり仕事をして安心安全を大切にする「アナライザータイプ」
大きくこの4つのタイプに分ける事が出来ます。
そして、このタイプごとに「仕事をお願いするならこういう声かけがいい」
「こういう声かけはNG」・・といったコミュニケーション方法があるんです!
来週以降は、こちらのタイプ別にもっと詳しく見ていこうと思います。