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美味しいお茶の入れ方-②~聴けば聴くほど~

毎週火曜日のこの時間は「聴けば 聴くほど」

 

日常生活の、ちょっと知りたい、もっと知りたい
聴くことで、知ることで一歩を踏み出そうとしているあなたを応援するコーナーです。
先週と今週のテーマは「美味しい緑茶の入れ方」!
日本茶インストラクターの上原美智代さんに教えて頂いています。

 

 

県内は新茶の季節ですし、社会人デビューした方の中には、

お客様にお出しする温かい緑茶の入れ方が分からなくて、困っている方も

いらっしゃると思いますので、是非参考になさって下さい。

 


先週お伝えした通り、美味しい緑茶の入れ方・・ポイント①は「お湯の温度」です。
(詳しくはこちらをどうぞ→https://www.fmokinawa.co.jp/program/fine/blog/75405/

 

 

そして、美味しい緑茶の入れ方・・・ポイント②は「つぎ方」です。


【例:沖縄県産の茶葉の場合】
沖縄県産の茶葉は長細い棒状で、ボリュームのある茶葉が多いので、

3人お客様がいらっしゃるとしたらティースプーン2杯の「茶葉」を急須にいれましょう!

 

そして、70度~80度のお湯を入れて、

1分程待てば、美味しい緑茶が急須にスタンバイしている状態になります。

 


ただし、その急須から、お客様にお出しする湯呑に、

お茶をつぐときに注意が必要なんです!!

 


上原さん)例えばお客様がAさん、Bさん、Cさんの3人いらっしゃるとします。
この3人の湯のみに茶碗を継ぐ場合・・
Aさん⇒Bさん⇒Cさん⇒Cさん⇒Bさん⇒Aさんと注いでいき、急須の中のお茶がなくな
るまで、繰り返します。これを「回しつぎ」と言います。
Aさん⇒Bさん⇒Cさん⇒Aさん⇒Bさん⇒Cさん・・というように注いではいけません!!
なぜなら、こうするとAさんのお茶は薄く、Cさんのお茶は濃くなってしまうからです。
濃さを均一にするため「回しつぎ」をしましょう!

 


さらにお客様にお茶をお出しする時、たった一言を添えるか添えないか・・で
お客様が美味しくお茶を飲めるかが変わって来ます。

 

ポイント③「お客様にお出しする時『飲み頃ですのでどうぞ!』の一言を」


原さん)温かい緑茶を出された時「この緑茶は、とても飲むことが出来ないほど熱いの
ではないか」と一瞬躊躇される方も多いと思います。


先週お話した適温・・県内の茶葉なら70度~80度、県外の高級茶葉なら60度~70度

でお茶を入れていれば、お客様にお出しした時も「熱いっ!!」とはならないはずなのですが、
おそらく「沸騰したてのお湯でいれた緑茶を出された」という経験を、皆さん少なからず
していて、その経験から、一口目を恐々口にされる方も多い気がします。
そういった余計な心配を、お客様にさせないよう、是非「飲み頃ですので、どうぞ!」の
一言を、お客様に伝えてあげて下さい。


こう言って頂ければお客様は安心しますし、遠慮することなく、一番美味しいタイミング

でお茶を飲むことが出来ます。緑茶は時間が経つと、色も変わってきてしまいます。
ぜひベストなタイミングで、お客様が美味しいお茶を飲めるよう
「飲み頃ですので、どうぞ!」の一言を添えて下さい。
という事で「お湯の温度」「つぎ方」そして、「お客様にお出しする時の『飲み頃ですの
でどうぞ』の一言」こういったポイントをおさえて、美味しい緑茶をお出しして、
令和に出会う新しいお客様の「おもてなし」してみて下さい。