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第 17 回 猫に学ぶビジネス哲学

『わかる』と『かわる』

 

 

毎週⽔曜⽇お届けしています「猫に学ぶビジネス哲学」

猫をこよなく愛する経営コンサルタント 堀家盛司さんが、

愛猫のにゃぶろうからビジネス哲学を紐解きます。

 

今⽇の猫からの学びは。。。

 

『わかる』と『かわる』

 

 

元野良猫のにゃぶろうさん。野良猫時代の縄張りは、

駐⾞場とその裏の畑、そして周りの生活道路でした。

 

夜な夜な私が彼の縄張りに遊びに通う時期があったのですが

彼は約3年の野良猫⽣活で⾝につけたのは、⼈に⽢えてご飯

をもらう技術と、⾞から⾝を守る技術でした。

 

愛想がよく、ご飯をもらうことが上⼿な半⾯、

⾞には細⼼の注意を払う。縄張りの中でも駐車場で⾞がよく動く

時間帯は駐⾞場には絶対に姿を表さないんです。

 

とにかく⾞の⾳に敏感で、⾞の⾳が聞こえると、

道の端に寄ってじっとしてやり過ごして無駄な動きをしません。

⻑年厳しい環境を⽣き抜いた彼には彼なりのサバイバル術だった

のでしょうね。

 

 最初は「わからない」存在だった⾞でも

彼は彼なりに怖い思いをしたのだと思います。

 

ただ、持ち前の好奇⼼で調べてみて、⾝をもって危なさを実感した

のだと思います。⾞はエンジンの⾳がしているときは危ないですが、

⾳がしないときは安全で、⽇よけや⾬よけにもなるんだと「わかる」

ことで、 ⾞との付き合い⽅が「変わり」ました。

 

「わからない」ことを遠ざけることは簡単ですが、「わかる」ことで

活⽤の仕⽅が⾒つかるものです。私が20代の頃、⼀緒に働いた尊敬する

上司は、ハーバード⼤学院を終了されている⽅だったが、ご⾃⾝が

わからないことは、たとえ相⼿が若造であっても「教えてください!」

と、お願いに来るような⽅でした。

 

わからないことを楽しんで、知ろうとする姿勢はいまでもお⼿本です。