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第54回 猫に学ぶビジネス哲学

「コラボレーションはなんのためにやる?」

 

 

主任になったにゃぶろうさん。外の野良猫に吠えたり、ご飯を多めに要求したりと、仕事にも報酬にも意欲的。

このコーナーのための企画会議でも、様々なご⽰唆を頂いている(笑)

 

 

世の中に⼈間と働く猫は多い。駅⻑、お店の接客、警備員など。⼈は動物とコラボレーションしながら仕事している。

しかし、効率的に業務を進たいと考えると、動物とのコラボは必ずしも効率的とは⾔えない。⼈間の世界でいうと

全く異なる分野の同⼠コラボにも同じことが⾔えるだろう。なぜ動物や異分野とのコラボは⾏われるのか?

 

ここでビジネスの世界のコラボについて考えたい。ユニクロはご存知の通り、世界でカジュアルウェアの製造販売

を⼿がける企業。柳井社⻑は事業の成⻑のために様々な投資を⾏ってきたが、美術館への投資も⾏っている。

世界的に有名な美術館の公式スポンサーとなることで企業ブランドの認知度を⾼めたが、他にも⼤きな⽬的があった。

それは著名なアーティストとのネットワークを作ること。

 

おしゃれだが⽐較的ベーシックでオーソドックスなデザインイメージがあるユニクロが、いわばアートの世界の

最先端を⾏くようなアーティストとのコラボレーションをしたのは、両者がお互いに持っていない部分を補う

ことが出来たから。デザイン性の⾼いシャツが⼿に⼊れやすい価格で世界の店舗に並ぶことで、ユニクロにとって

デザイン性、アーティストにとっては多くの⼈に届くという今までなかった新たな価値を得ることにつながっただろう。

 

 

このように、コラボレーションは、効率化ではなく、新たな価値を⽣むために⾏う。

効率化や節約という「⾝を切る」様なアプローチもあるが、新たな価値を⽣んで、売上⾃体を伸ばしていくという

「⾝⻑を伸ばす」的なアプローチも選択肢に⼊れておきたい。