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第3回 かわいい部下には経験をさせよう

 

今ラジオを聴いている皆さんの中に、この春初めて部下を持った、

後輩ができたという方多いのではいでしょうか?嬉しくなる一方で

そろそろ「どうやって、部下や後輩をそだてたらいいのだろうか?」

と戸惑っていませんか? 

今日は、社員教育における上司のスタンスについて考えたいと思います。

 

 

コーチ・Aという会社が2015年に上司と部下が話す割合について

世界各国で調査を実施したところ、日本の場合、部下よりも、

上司の話す時間が長いという割合が高いことがわかりました。

 

一方アメリカは、上司と部下がほぼ同じ時間話すという割合が6割をこえています。

つまり、日本は「上司である自分が、部下を…」とハリキリすぎる傾向がって、

部下や後輩に対してワンウェイなコミュニケーション傾向があるようです。

 

アメリカの上司と部下は、何をそんなに話し合っているの?

と不思議に思った方、それはもしかすると社員教育の主軸が

「教える」ことだと考えていませんか?

部下や後輩の育成の軸足は「教える」ではなく「経験」をさせること

にあるんですよ。

 

私たちのこれまでの経験を振り返って、その実感があると思いますが

私たちは「新しい」仕事を達成した時に自分の成長を実感するって

ことありませんか?

 

人間は新たな経験や環境に触れた時に大きく成長します。

なので上司や先輩はそういう機会を部下や後輩に与え、それを成功体験

につなげるための支援や配慮が上司の仕事の本質という認識を持ちましょう。

となると上司と部下のコミュニケーションは増えますし、

上司も「何が何でも教え込もう」という気負いがなくなりますよね。

 

でもそれは海外と比較されても。。。という方もいらっしゃるでしょう。

やっぱり日本人にはトップダウン。上意下達がいいのよと思っている皆さん。

 

そんな皆さんのために、太平洋戦争時の連合艦隊司令長官を務めた

山本五十六のこんな名言をお伝えして今日の「はたLabo」〆たいとおもいます。

 

 

やってみせ 言って聞かせてさせてみて ほめてやらねば人は動かじ

話し合い 耳を傾け承認し 任せてやらねば人は育たず

やっている 姿を感謝で見守って 信頼せねば人は実らず

 

教える よりも まずはさせてみる。今日からあなたの職場で実践してみませんか?