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第53回 猫に学ぶビジネス哲学

「⽬標設定、まずは意義から」

 

 

にゃぶろうはちょうど⼀年前、私の会社に⼊社しました。

警備だけでなく、広報担当としても、このコーナーや弊社WEB、

プレゼンテーション資料などに登場し社業に貢献してくれています。

ということで、この春の⼈事異動で、警備部兼広報室の主任に昇格。

益々の活躍を期待しています。

 

 

 

今後は、会社の⽬的達成に更にコミットしてもらうことになるため、

にゃぶろうにも⽬標管理について学んでもらいます。

今⽇は彼にラジオの前で聴いておくよう指⽰しています(笑)

 

OKRという⽬標管理⼿法があります。

Objective & Key Results の略なのですが、これは、インテルや

Googleなどの世界的企業が取り⼊れていて、⽇本でも⼀部普及しつつある

⼿法です。⽬標というと、売上⽬標などの数値⽬標が浮かびますが、OKRでは、

「実現したい⽬的や意義」を最初に設定することがポイントです。

そのうえで、成果⽬標等の数字を設定していきます。

 

 

例えば、「⾷の分野で家庭の家事負担を⼤きく減らす」ことを⽬的に

沖縄の各所にフードコートを作り運営するという会社があるとしましょう。

そのための成果⽬標は、周辺住⺠のフードコートの⼀か⽉あたりの利⽤頻度や

健康に配慮した⾷事を提供できているか、お財布にやさしい価格で提供できて

いるか等を成果⽬標に置き換えて測っていくことになるでしょう。

 

OKRは、会社の存在意義や⽬的など⼤きな⾼いビジョンを共有した上で、

⾃分の持ち場で何をすべきか考えて⾏動ができる点が優れています。

また、数値⽬標は、⼀⽣懸命取り組んで何とか6-7割達成という数字を

設定することで、能⼒や⽣産性の向上を狙う点も特徴です。そのため、

⽬標達成の○×で⼈事的な評価をしないことが約束事になります。各⾃の⽬標は、

皆で共有すること、そして必ず期限を設け定期的に確認することが重要。

ビジョンがあれば作業や数字そのものにも意味が出てくる。

OKRは個⼈の⽬標にも応⽤できるので参考にしていただければと思います。