毎週火曜日にお届けしています"Finer"
志を持って頑張っている方、
誰かにfine!を届けようと活動している方、
いわゆる「ファイナー」をご紹介しています。
今回のFinerは・・
「831ジャム」を開発・販売されています
大城野菜農園加工所の大城清美さんです。
松田礼那)「831ジャム」について教えて下さい!
大城清美さん)数字で「831」と書いて「やさい」と読みます!
沖縄県産の野菜にこだわったジャムで「トマト」「カボチャ」「ヘチマ」の3種類です!
松田)どれもとっても綺麗な色をしていますね!
清美さん)ありがとうございます!
収穫後すぐに野菜を加工することで、こういった綺麗な色を出す事が出来ています!
着色料などは一切使っていません!
松田)新鮮なお野菜を使っているからこそ出せる色なんですね!
お野菜はどうされているんですか?
清美さん)実は私自身、主人と農家をしています。
南風原の農家で、カボチャとヘチマを育てています。
松田)なるほど!では、ご自身の農家のカボチャとヘチマを使ったジャムなんですか?
清美さん)うちの農家を初め、南風原の他の農家からも仕入れた「B級品」のカボチャやヘチマ・・・そして県内のトマトを使っています。
松田)「B級品」のカボチャ・ヘチマ・トマトですか??
清美さん)はい!味はとっても美味しいにも関わらず、
例えばヘチマは曲がって育ってしまったり・・
カボチャは少し傷がついてしまったり・・
トマトは大きさが足りなかったり・・
そういう事で「B級品」として扱われてしまう野菜が農家には沢山あります。
今はファーマーズマーケットのおかげで、食べて頂けるようになって来ましたが、それでも、B級品を抱えている農家は沢山あります。
私自身も同じ農家を営む者として
「味はとっても美味しいのに、食べてもらえないなんて、勿体ない!」
「愛情をこめて育てた野菜なのに、食べてもらえないなんて、寂しい。」
と感じていました。
そこで「加工すれば、日持ちも良くなるし、より多くの県民に食べてもらえるのでは!?」「困っている農家さんも沢山いるはず!私で出来る事を考えてみよう!」と思い始めました。
松田)そうして「規格外」と言われてしまった県産野菜を活かす、加工の道を探り始められたわけですね!
そこで「ジャム」を思いつかれたのには、何かきっかけはありましたか?
清美さん)6・7年前、南部農業改良普及センターと県立南部農林高校の生徒さんとの授業で「ヘチマの食べ方を考える」という授業がありました。
そこで生徒さんから出た案が「ヘチマをジャムにする」という案でした。
松田)沖縄では良く食べられるヘチマですが、それをジャムにする・・というのは、頭の柔らかい子供たちだからこそ出来た発想ですね!
清美さん)はい!そうだと思います。私もヘチマ=ナーベラーンブシーといったイメージしか無かったので、ビックリしました!
ただ、その案がずっと頭に残り続けていて「どうにか出来ないか」とこの6年試行錯誤し続けました。
何度も試食会を開催して「ヘチマの種はどうにか出来ないか?」「色が良くない!」など色々なお客様の声を参考にして、やっと完成したんです!
松田)その試行錯誤の末、完成した「831ジャム」試食させて頂いても良いですか?
清美さん)もちろんです!
「カボチャジャム」は、南風原のカボチャとシークワーサー果汁。
「トマトジャム」は、県産トマトとシークワサー果汁。
「ヘチマジャム」は「食用のヘチマとしては収穫量日本一」の、南風原のヘチマと、パッションフルーツの果汁とシークワーサーの果汁が入っています。
松田)いただきます!どれも、とっても美味しいですね!!
「カボチャジャム」は、口に入れると、まずシークワーサー果汁の爽やかさが来ますね!そして、後味にしっかりカボチャの甘みがあります!3時のおやつにパクパク食べたくなる味です!
「トマトジャム」は、サッパリとした甘さが特徴ですね!トマトの種もそのまま入っていて、トマトの酸味もある・・でも甘さもしっかり感じられる!朝食にクラッカーやヨーグルトと一緒に食べたくなる味です!
「ヘチマジャム」は、一番意外な味でビックリしました!
パッションフルーツとシークワーサーが、見事にヘチマを包み込んでいて、
ヘチマの青臭さは全くありませんね!
これならヘチマが苦手な方でも、パクパク食べられると思います!
清美さん)そうなんです。ただ実は、この「ヘチマジャム」にはヘチマ2分の1本が、種ごと全て入っています!
松田)そうなんですか!?見た目では、種は全く入っていないように見えますが・・
清美さん)はい、実はミキサーで細かくして種ごと全て入っています!
松田)どれも野菜の美味しさも活かされていて、「甘すぎない」のも特徴ですね!
一般的なジャムは「ジャムだけではとても食べられないぐらい甘い」のが普通ですが、この831ジャムは「ジャムだけでパクパク、ペロペロ食べたくなっちゃう」ぐらい、優しい甘さでとっても美味しいです!
清美さん)ありがとうございます!着色料・香料も不使用で作っています。
この831ジャムで、もっと多くの方に県産野菜を食べてもらえたら・・
「野菜は苦手」というお子さんにも喜んで食べてもらえたら嬉しいです!
また南風原には「これと言って手土産になるものがない」と言われてきましたが、この南風原のカボチャやヘチマを使った831ジャムが、手土産の定番になってくれれば・・と思っています!
<831ジャムの販売場所などの詳細>
価格:1瓶 税込み700円
箱入り3個セット(上記写真)2500円
・ファーマーズマーケット南風原「くがに市場」
http://www.ja-okinawa.or.jp/farmersmarket/detail.php?id=563
・南風原観光案内所
https://www.haebaru-kankou.jp/index.php/recommended/shopping/398-2015-11-19-00-14-01.html
・ファーマーズマーケット与那原「あがりはま市場」
http://www.ja-okinawa.or.jp/farmersmarket/detail.php?id=548
・うるま市 うるマルシェ
Home
・豊見城「とよさき菜々色畑」
http://www.ja-okinawa.or.jp/farmersmarket/detail.php?id=475
また今後は、リゾートウエディングの引き出物カタログにも掲載される予定です♪