「誰に、なぜ、必要とされているのか考えよう」
猫と暮らして驚いたのは、本当に猫がよく話しかけてくること。
研究によると、猫は進化の過程
で、個々の⼈間にあわせた鳴き⽅を⾝につけるのだそうです。
にゃぶろうも独⾃の進化を遂げた。。。のでしょうが他所では
役にたちません。まぁ・・・コミュニケーションのガラパゴス化が
進んだとも⾔えるかもしれません。
さて、⽇本⽂化は、以⼼伝⼼や空気を読むという⾔葉に代表されるように、
多くの⼈が共通した⽂化的背景を持っていて、多くの⾔葉を使わずとも
意思疎通ができます。良くも悪くも独⾃の⽂化ということができ、これもまた
ガラパゴス化と表現できるでしょう。
ところで、ある⽇本の有名歌⼿が海外デビューする時に、海外現地の⼈に
受け⼊れられやすいような楽曲を制作したところ、結果が芳しくありませんでした。
海外で⽇本のコンテンツに興味がある層は、⽇本での⼈気曲そのものが欲しかった
ということだったのです。ガラパゴス化した部分が魅⼒であり、その部分を求められ
ていたのです。その後、その歌⼿の国内通常リリース曲が現地ランキング上位に⼊った。
沖縄でも、⼟産品など海外向け商品で、パッケージなど進化が進んでいるのは素晴
らしいことです。⼀⽅で、海外現地に合わせることだけが必ずしも正解とは限らない
ということは視点として持っておく必要があります。
お寿司でも、カリフォルニアロールのように海外で独⾃の発展をした例もあれば、
純⽇本的な正当な寿司を求める⼈もいるということです
サービスを提供する私たちが⼼に留めておきたいのは、次の2つ。
「誰に必要とされているか」「その誰かに必要とされている理由は何か」
この2つの問いを常に問いかけながら、⾃らのサービスの精度を上げていきましょう。