「質問はみんなのため」
私は朝晩お⾵呂に⼊るが、お⾵呂に⼊るとにゃぶろうは⾯⽩くないようです。
朝はすぐ出かけてしまうし、夜は寝てしまう。
そのため、お⾵呂に⼊る前後はにゃーにゃーと鳴いて⼤騒ぎします。
休⽇で出かけない場合でも騒ぐのでかわいそうに思うこともああります。
そんなとき、⾔葉をかわすことができればいいのにと、
質問してもらえたら、今⽇は休みだよと答えられるのになぁと思うものです。
ところで、プロサッカー選⼿として活躍する本⽥圭佑さんは、チーム作りのなかで
「質問すること」を⼤切に考えているそうです。
プロ選⼿を続けながらカンボジア代表の実質的な監督に就任したことで
話題となりましたが、代表チームスタッフに、スポーツライターの⽅を迎えました。
代表チームは、限られた時間の中で練習やチームミーティングを重ねて
結果を出さなければなりません。その中で、選⼿全員が同時に監督の考えを
聞く時間を持ち、チーム内のみんなの視点や価値基準をすり合わせることができれば、
チーム作りのスピードが劇的に上がるのだそうです。取材を重ねたスポーツライターは
質問のプロ。スポーツライターの⽅はチーム作りのスピードアップのための
「質問者」の役割を担っている。良い質問者がいれば、この監督にはこういう質問を
しても⼤丈夫なんだという監督の個性も時間をかけずに理解が進みます。
転職者が珍しくない昨今、今いるチームでの経験を積んできた⼈が、
ミーティングの中で、視点や価値基準を理解できる助けになるような良い質問ができれば、
新たなメンバーがチームに馴染んだり、他のメンバーとも⽬線を合わせて同じ⽬標に
進む助けになると思います。