「くじけそうなときこそ、全肯定しよう」
にゃぶろうを飼い始めた頃、猫を飼うのは⼤変だよ
と⾔われたものです。
「仕事の邪魔をされる/旅⾏にいけなくなる/⽑の掃除が⼤変」等々。
確かにそうなんですが、仕事の合間に遊ぶと気分転換になります。
旅⾏はコンパクトに組めば⽀障はありません。毎⽇掃除で以前より
部屋がきれいになりました。
美輪明宏さんが、「正負の法則」という話をされています。
正負の法則とは、良いことの後には試練が訪れるというような、
⼈⽣のプラスマイナスのサイクルだったり、便利なものを使うには
代償を⽀払わなければならないと⾔うような話なんですが、
猫を飼うこともまさにそうだと思います。
また、マイブームという流⾏語やゆるキャラの名付け親としても
知られる漫画家でイラストレーターのみうらじゅんさん。世の中に
存在しないブームをたくさん⽣み出してきた⼈ですが、仕事で⼀時期
ゴムヘビばかりを集めている時期があったそうで、すごく⼤きい
ゴムヘビを⾒つけた時に⾃腹で買うが⾦額が⾼い。そういう時に、
つい「なんでこんなつまらないものを」と思ってくじけてしまいそうに
なったそうなのですが、そういうときに必ず唱える呪⽂があったそうです。
それは「そこがいいんじゃない!」という⾔葉。
「つまらない」の「つま」のあたりで「そこがいいんじゃない!」と
全肯定することで、つまらないことが良いことのように思えてくる。
美輪さんの話にあるように、⼈⽣いい時期と悪い時期は必ずやってきます。
そうであれば、悪い時期の捉え⽅をどうするか。悪い時期や試練は
かならずやって来るものと割り切って、悪い時期なりの過ごし⽅を
⼯夫することも⽇々を気分良く⽣きるコツなのかもしれません。