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第174回猫に学ぶビジネス哲学

最近、にゃぶろうとふくすけのケンカが大幅に減った。

先日、私の仕事の都合で、二匹になってはじめて一晩家を空けたが、
あの日以降、二匹の生傷は大幅に減り、一緒にいる時間も少し増えた。
感情面でのしこりが解消されたのではないかと思っている。

猫にも感情はあるが、感情の生き物といえば、やはり人間。

先月、「習慣を変える」というテーマで、行動分析をすることで悪い習慣を
やめ良い習慣を根付かせる方法について考えたが、今日は、感情にアプローチ
することで、良い習慣を確立させる方法について迫ってみたい。

スタンフォード大学の行動科学者BJ・フォッグ氏は「感情が習慣をつくる」
と主張し、反復による強制的な習慣化を否定している。

実験で、習慣にしたい行動に「強いポジティブな感情」が伴っていれば、
早ければ数日で習慣が形成されたことを確認したのだという。例として、
毎日忘れずにスマホを持って外出する習慣が挙げられた(SNS利用中の感情等が影響)。

スマホを持って外出する習慣に関しては、自然とそうなったという感覚の人が
多いと思うが、フォッグ氏は、取り入れたい習慣を定着させるためには、
その行動を取る時にわざとポジティブな感情を作り出せば良いと説く。

具体的には「よし!」「やった!」など「自分を褒めながら盛り上げる一瞬の行動」
で効果がみられる人もいれば、自分の夢がかなった瞬間を想像して、その時取る
であろう行動をとる方が効果が高い人もいたとのこと。

また、重要なのは、この行動をとるタイミング。
「習慣の実行中または終えた直後」でないと脳が行動と達成感を紐付けて
認識できないので意味がないのだそう。朝ジョギングしたご褒美に
夕方スイーツを食べてポジティブという図式では習慣化には繋がらないのでご注意を。

今日の猫からの学びは「習慣を根付かせるために、感情を攻めろ」でした。