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第156回 猫に学ぶビジネス哲学

にゃぶろうと新人猫のふくすけ。

 

 

 

先週、2ヶ月半の隔離期間を経て対面。

にゃぶろうが毛づくろいをしてあげたりと仲良くやっていけそうな感じ。

 

しかし、まだ慣れていないせいか、距離感を誤ってケンカに発展することも。

体格差で圧倒するにゃぶろうが優勢となる事が多く、もうすぐ7歳の中年

にゃぶろうが、1歳のふくすけの若い目を摘んでしまわないか心配。


歴史を紐解くと、時代の転換点では若い世代が大きな役割を果たしてきた。

創業者の年齢で言うと、アップルのジョブズ氏は当時21歳。

ソニーの井深氏と盛田氏は当時30代と20代。

 

また、明治維新・江戶城明渡しの新政府側は、代表の⻄郷隆盛が40歳。

その後、伊藤博文は40代で初代総理大臣となった。

今日は、時代の転換と若い世代について考えてみたい。

 

安宅和人さんは著書で、現在、価値の生み出し方として最も力強い型は、

ゼロからイチを生み出す「創造」、次いで、何らかの分野で知恵を絞って

アップデートする「刷新」であると述べている。

 

こうした背景を踏まえ、未来を作る鍵となる人材として3つの要素をあげている。

 

1 ニッチな複数の領域で強みがある人

(実は安宅氏も、データサイエンティストで脳神経科学博士で経営コンサルタント)

 

2 夢を描き複数の領域を繋ぎ形にできる人(例:課題×技術×デザイン)

 

3 テーマごとに、頼りになるすごい人を知っている人

(歩く「すごい人材バンク」的な人)

 

これらを兼ね備えた人は非常に少ないが、こうした人を社会が異物として

排除してしまうと変化は起きないと安宅さんは説いている。

 

しかし、若い世代のこうした人が大きな役割を果たす可能性は高い。

若い人たちの挑戦を理解し、お金や人の紹介、励ましなどサポートする役割を
担ったのは、その上の世代だった。

 

前回の国勢調査によると日本の平均年齢は46.4歳。

変化の時代、自分自身が挑戦者でもありたいが、

より若い世代に対する役割も改めて意識したい。

 

今日の猫からの学びは「未来をつくるためには」でした。