毎週火曜日にお届けしています"Finer"
志を持って頑張っている方、
誰かにfine!を届けようと活動している方、
いわゆる「ファイナー」をご紹介しています。
今回のFinerは、Litterari （リテラーティ）Japan 沖縄代表の二宮あみさんです。
松田礼那）「Litterari（リテラーティ）」って何ですか？
二宮さん）英語の「リター（ポイ捨てゴミ）」「アート（芸術）」を掛け合わせた造語です！
ポイ捨てゴミをオシャレに写真に撮って、インスタグラムに掲載する・・
「インスタ映え」を狙う！という活動です。
アメリカ発祥の活動なんですが、今や世界に広がりつつあります。
松田）「ポイ捨てゴミ」と「インスタ映え」ってなんだか真逆にある言葉のように感じるんですが・・？
二宮さん）写真の撮り方や、加工の仕方でオシャレに見せることができます！
寄って撮ったり、海の中に溶け込ませたり・・いろいろな工夫をしています！
松田）アメリカ発祥の活動ですが、日本に初めて取り入れたのは、二宮さんなんですよね！？
なぜ二宮さんは「リテラーティ」に興味を持たれたんですか？
二宮さん）私は群馬の出身で、群馬は内陸県ですから、海を見たことがありませんでした。
初めて海を見たのが、４歳の時・・「沖縄の海」が初めて見る海でした！
とっても綺麗で大きくて、小さいながらにめちゃくちゃ感動したことを今でもよく覚えています。
その感動からずっと「沖縄に住みたい」と思っていて、今は一人群馬から沖縄に出て来て、琉球大学に通っています！
農学部で「沖縄の自然を生かした研究」をしています。
けれど、大学２年生か３年生の時、珊瑚の白化現象・死滅の現状を知って
「沖縄の自然は未来永劫残っていくわけじゃない」と危機感を持ちました。
「今自分たちの行動を変えないと、私の大好きな沖縄の海がなくなっちゃう！」
「私になにかできることは無いかな？？」「ゴミ拾いとか・・？？」と悩んでいました。
そんな時、偶然アメリカの「リテラーティ」という活動を知って「これだ！！！」と思ったんです。
松田）「リテラーティ」という活動は、ただゴミを拾うだけではなくて、オシャレに写真に撮って、それをＳＮＳにアップするんですよね！？
二宮さん）はい！この「ＳＮＳにアップする事」が大切だと今、痛感しています。
例えば、ＳＮＳにアップしたリテラーティの写真を見て「ゴミ拾い＝オシャレ」というイメージを持って、積極的にゴミを拾うようになった・・・という方もいます。
街中に沢山落ちているゴミに気づけるようになった・・という方や
自分がポイ捨てをしていることに気づけた・・という方もいらっしゃいました。
これはリテラーティの活動を通して「ゴミに対する意識を高めることが出来たから」だと思っています。
松田）「ゴミに対する意識を高める」・・ですか？？
二宮さん）はい！
実はポイ捨ては「無意識のうちにしてしまっている方」が多いように感じます。
「邪魔になったものを、迷惑にならない場所に置いていっただけ」
「街にゴミを捨てているという意識はない方」が、特に若い人には多いような気がします。
「自分にとって愛着のあるものでも、置いた行った時点で、ポイ捨てになる」
・・そんなゴミへの意識を高めることが大切だと思いますし、
その事を、リテラーティの活動でなら伝えていけると思っています！
松田）二宮さんがリテラーティの活動を始めたきっかけは
「子供のころに感動した沖縄の綺麗な海を残したいと思った事」と仰っていましたが、
実際リテラーティの活動をしていて、沖縄の海を守ることにつながっている・・という実感はありますか？
二宮さん）はい！
沖縄の海には外国語で商品名がかかれた漂着ゴミも沢山あって、
沖縄の珊瑚や海の生態系にダメージを与えています。
リテラーティは世界１００か国以上で行われいてる活動なので
「リテラーティ ジャパン」として、こういった漂着ゴミの写真を発信していくことで、
外国の方がハッとして、ゴミを出さないようにしてくれる・・
それが珊瑚を守ることにつながると実感しています。
これからも、世界ともつながっていけるツール・ＳＮＳを通して、沖縄の海・自然を守れるよう、努力していければと思っています。
そして、「ごみ拾い＝オシャレ、格好いい、楽しい」というイメージをリテラーティを通して伝えていって、
先日行われたＷ杯のような「特別な場」でなくても、みんなが積極的に、楽しみながらゴミ拾いに取り組んでくれる・・
将来的には、リテラーティが必要ないような、ポイ捨てゴミのない沖縄・日本にしていけたら・・と思っています！
＜Litterati Japan 沖縄の情報＞
あなたも、オシャレで楽しいゴミ拾い「リテラーティ」に参加してみませんか？
近い日程だと７月２１日に県内どこかで開催予定です♪
お問い合わせメールアドレス
litterati.japan@gmail.com
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