先日買ったワインのエチケット(ラベル)のデザインが良かったので、
写真を撮ろうとスマホを向けると、昼寝中のにゃぶろうが起きてきてフレームイン。
座って大あくびをした瞬間、きれいにワインにピントが合い、
猫とワインの謎の一枚が撮れた。そしてすぐにベッドに戻って二度寝。
「起きなきゃ」とでも思ったのだろうか。何の使命感だよ!と思った。
使命といえば、ミッション等を言葉で掲げている会社は多い。
経済学者のドラッカーは、企業経営における「ミッション・ビジョン・バリュー」
の3つの要素の重要性を説いている。これは企業としての使命やあるべき姿、
共通の価値観を定めたもの。今日は、ミッション・ビジョン・バリューについて
考えたい。
ドラッカーは、「企業経営の要素の中で、ビジョン・ミッション・バリュー以外は
アウトソース(外注)できる」と述べた。言い換えると、この3つの要素は決して外注
できない、経営の根幹に関わるものであるということがわかる。
3つの要素の解釈は多種多様だが、解釈の一例を紹介する。会社を船に例えると、
進む理由・目的地・方法に例えられる。
1 ミッション(理由):実現したい社会「何のために行こうとしているか」
2 ビジョン(目的地):どのような会社でありたいか「どこへ行こうとしているか」
3 バリュー(方法):社員はどのように行動すべきか「どうやって行こうとしているか」
3つの要素のを明らかにしておくメリットとして、例えば、人材採用では、
3つの要素への共感が高く、スタンスが近い人材を採用することで、結果的に離職率は
下がる。会社の理念を理解した人達が安定的にサービス提供に関わることができると、
顧客満足度も高まる。能力の高い人材は外注できるが、3つの要素を兼ね備えた人材へ
の外注は難しく、こうした人材は会社にとっての宝。人材採用の優先順位の参考にも
なると思います。