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第134回 猫に学ぶビジネス哲学

昨日は、丸一日静かに仕事に集中することができた。早起きして、ロボットが掃除、

洗濯機が洗濯、簡単に食事を作り、毎朝恒例のにゃぶろうの世話を済ませると、

にゃぶろうは寒くなってきたのでずっと昼寝。

 

外は風が強く出かける気にもならず、仕事の締切は迫り(笑) 私をサボりの世界に

誘惑する要素はゼロ。集中するにはもってこいの環境で仕事がはかどった。

 


目的の達成に不必要な情報をノイズと呼んだりするが、このノイズには、「サボりの誘惑」の
他に、自分の考え方や行動を邪魔する価値観や思い込みのような「心のクセ」もあるように思
う。これが意外と厄介で、場合によっては人生の選択やその後に大きな影響を与えることもあ
る。今日は「心のクセ」との付き合い方について考えてみたい。

 

 

脳科学者の中野信子さんは「心のクセ」について、次のようなことを指摘している。
l 人間は幼少期の経験が人それぞれ違うので「幸せの基準」はたくさんあるはずだが、

現実としては子供の頃に「与えられた選択肢から正解を選ぶ」ことを求められすぎたため、

自分の基準に基づかない誰かにとっての正解を求めるクセがついてしまったのではないか。

その一方で、大人になってからは、「自分で選んだことを正解にしていく」ことが求めら
れている。そのギャップで苦しんでいる人が多いように見える。自分が感じる幸せの基準
に丁寧に正直に向き合って、自分の正解の基準を重視して選び、それを肯定すると良い。

 

私も本当にそのとおりだなと感じた。一方で、選択すること自体に不安や迷いがある方もいら
っしゃると思う。その時に唱えてほしいのは「自分なりの基準で選ぶだけで良い」という言葉。

 

 

そして、選んだ選択を自分で後押しするためには、選んだ理由を3つ書き出してみると良い。
もっといい理由があるなと思ったら、もう少し考えて理由を挙げて良いものを3つ選ぶ。そう
しているうちに自分なりの基準を言葉で確認でき、自己理解や行動に繋がりやすくなるだろう。