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第133回 猫に学ぶビジネス哲学

先日、にゃぶろうは年に一度の予防接種に出かけた。

ケージに入れて玄関を出た頃から不安げな鳴き声が聞こえ始め、

車で移動、動物病院へ到着と、診察室へ近づくごとに次第に消え入る
ようなかすれ声でかろうじて存在をアピール。無事に今年もワクチン接種が完了した。

 

 

 

年に一度なのに、彼の記憶では家を出発するところから動物病院までの記憶が

しっかりと残っていたようで、彼の脳内のシミュレーション通り、その悪い予感は的中

してしまったのであった。

 

 

今日は、イメージしたことは実現する可能性が高いという話をしたい。

 

人間の意識には、意識してできるものを指す「意識」と、自分では意識できない「無意識」が
存在する。一説では、人間の行動の95%は無意識に生じているともいわれる。そして、意識に
目標が植え付けられると、無意識が休むことなく働き続けるということがわかっている。

 

 

「ゴールマッピング」という目標を絵で描いて目で見えるようにする手法を提唱する

ブライアン・メイン氏によると、目標を絵で描くことは、脳の創造する力と分析する

力の両方に働きかけることにつながるのだという。

 

また、目指すゴールだけでなく、目標達成に向けた途中の過程も絵で描くことで準備段階での

不安が軽減され、前に進む力が促進されるようだ。

 

 

さらに成功の可能性を高めるために、様々な失敗の形を想像し、その状況に対して自分自身
がどのように対処するかを決めておくと失敗への対処もうまく行動に移せる。アメリカ航空
宇宙局(NASA)では、不具合が発生した際は、常に、次に起こりうる最悪の事態を検討することが

求められていると言われる。

 

人は最悪の事態には目を背けがちだが、具体的に意識して、

その対処を決めておくことができればそれは対処可能な事態と捉え直すことが出来る。

すべてはやはり、逃げずに目を背けずに備えることなのだと思う。